見出し画像

個展)ArtBox #03

映画をみたあとに、アートセンターまで足をのばした。Art Box#03の最終日だ。

目当ては、中嶋美穂子さんの日本画の展示「Light house」。
ちょうどご本人も在廊中で、久しぶりの再会。お元気そうでとてもうれしい!

日本画という呼び方は、
西洋画に対して大きなくくりでそう呼ぶのだそうで、岩絵具と和紙を使っているのが作品の特徴だと教えてもらった。宮崎では取り扱いがないため、岩絵具は県外から取り寄せているのだそうだ。

「ラピスラズリとか、石をごりごり細かくして、画材と混ぜて描く」と中嶋さんが話してくれた通り、絵画の表面はざらざらした質感、なかにはごつっとした部分もあり、それでいてどれも優しい印象の絵画の数々。小さな粒子が光を受けて、きらきらしていた。

今回は照明が特別な仕様にしてあるそうで、どの絵も立体的に描かれているのがよくわかった。たくさんの工程を経ても、色を塗り始めてからは約1週間ほどで仕上げるそう。

光が反射するように、私のなかにある記憶のカケラが少しちらつくような、なんだか懐かしい気持ちになる絵が1点あった。落ち着いた色調の絵が、鮮やかに思えた。

蛤に蝶が描かれた貝合わせもとても素敵だった。

絵に関する知識の浅い私に、親切に色々教えて下さって感謝。何倍にも興味が膨らむ体験ができた。ぜひまた個展に足を運びたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?