歪められた日本人の自画像
日本人が戦後自分たちの自画像を書き換えて以前の姿かたちを否定し、「そもそも自分たちはどのような人間?」というより「私たちはこうあるべきだ」という考え方に傾倒し、世界有数の先進国として成功した歴史があります。しかし、最近の「歴史問題」や「皇室問題」などの議論を通じて、自分自身の成り立ちを考えるたびに、「ぼんやりとした」印象や「あいまいな日本」という認識が頭をもたげ議論が煮詰まらずにこれまで問題を先送りしてきました。なぜ我々が国のことを「あいまい」なままにしてきたのか、本記事では