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神仏のこと

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神社やお寺に関すること。
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スピリチュアルとは

人間は完璧な生きものじゃないから そこの隙間を埋めるモノが スピリチュアルってヤツなのかな ふと思ったこと そんな話から始めてみる。 冒頭に綴った私の考え… 神秘的な事を言いたいのか? 現実的な事を言いたいのか? どう捉えるかは人それぞれで (私は現実的な意味合いを  もって綴ったのだけど) 精神的な内容を思わせるタイトルと 小難しい事を言うことで 人の脳内はそちらに傾き スピリチュアルのよくあるやつか …と捉える率が上がる。 そんなトラップ仕込んでみた

蔵王 -2つの山岳信仰-

好きな山 私にとって特別な山がある。 蔵王山 宮城県と山形県の堺にある山。 御釜と呼ばれる火口には 温泉の湧く沼があり 空と山とのコントラストが美しい 「良い山と温泉がある。」 東北人である父の昔話で興味を持ち 足を運んだのが旅の切っ掛けだった。 昔は刈田嶺、不忘山などと 呼ばれていたらしく 蔵王山と呼ばれるようになったのは 奈良県は吉野の蔵王信仰が 修験者によってこの地で栄えた証。 この山は、私が大好きな神様 金剛蔵王権現に出逢う 切っ掛けの地でもあ

氷川神社を知る

なんとなくお詣りしたり 祭りになれば仲間が集まった 慣れ親しんだ氷川神社。 大宮の氷川神社が総本社で 埼玉から都内にかけて 武蔵国に数多く点在している。 新幹線も止まる"大宮"の地名 大いなる宮… 氷川神社から付いた地名と解る。 御祭神 スサノヲ クシナダヒメ オオナムチ 出雲大社の分霊を勧請との事。 この地に流れてきた出雲族が 新たな拠点を置いた歴史は ご祭神からして察しやすい。 ヤマタノオロチとしても有名な 出雲を流れる川"斐伊川"から "氷

私の故郷は鷲神社

神社境内の景色と 玉砂利の上を歩く音。 ザッザッ…あの涼しげな音色は 穢れを祓う音という。 私の最も古い記憶 境内の静かでヒンヤリした空気... なんだろう落ち着く。 小さい頃に住んでいた 家の前にある神社 物心つく前から 私にとっての遊び場だった。 虫取り、メンコ、コマ回し、凧揚げ、 ボール遊び、鬼ごっこ、花火etc… 外遊びの記憶は、神社と共にある。 今も近くを通ることがあれば 少し遠回りしてでも寄り道して お詣りする事にしている。 『お久しぶ

師走詣と初詣

一年の埃を払うというか 年越しもあと数日の時 神社へお詣りと、新年に向けて神札を戴く。 年の終わりのお詣りは 『一年間ありがとうございました』 自然とそんな気持ちになる。 お詣り…お願いごとをする人が多いけど 感謝を伝える心が大切。 いつかの旅の道中で学び、実践していること 意識せず自然体で”感謝”のみの気持ちに 全ての人がその気持ちになれる 特別なタイミングの師走詣。 そんな年末は参拝者が少ない、寂しい境内… けれど、私は新年の賑わいよりも 新年

年明けの七福神

何処を巡ろう? 年末になると思い出す 年始の恒例、七福神巡り。 正月を迎えたら 歩いたら気持ちよさそうな 晴れている日を出来るだけ選んで 空気がまだ割と澄んでいて 人も少なめな午前中を選んで あたたかい格好、歩きやすい格好で。 神職さんや住職さんの笑顔に触れ 巡礼の途中、和の正月の音色を耳にしたり お守りを頂いたり、みかんを頂いたり 冷える季節に飲みたい甘酒 …正月らしい時間を静かに楽しむ。 お詣りした証の御朱印 御朱印帳に拝受して頂くのも良し 専