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湯のこと

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温泉、銭湯など、湯に関すること。
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#温泉

温泉治療

湯治宿に泊まって体を癒した。 記帳する際、治療目的を記載する欄があり もう隠す必要もないだろうと 『潰瘍性大腸炎、うつ病』と記載。 普段の生活には無い、ゆるりとした時間… 心身共に軽くなった気がした。 そういえばとふと思い出し 持病と温泉について…noteに綴ってみる。 温泉と聞くと現代の人は 観光など歓楽的なイメージを持つ人が多い。 けど温泉の元々の歴史を辿れば 医療や薬に乏しい時代 怪我や病気を治すための場所 温泉は病院的な存在だった。 今でもその伝

温泉の歴史

日本最古の温泉 そう言われている温泉地が 全国に存在する。 開湯○○○○年の歴史 とても惹かれるけど 内容が不確かだったり。 記紀や風土記など 歴史書に残されている温泉もある。 けど、内容が神話的だったり 書物のオリジナルが現存していなかったり どれを真実として捉えるかは本人次第… それが歴史の面白いところなのだけれども。 "最古級の温泉" それは確かだから 先人達がここに足を運んだ… なんて想いを馳せながら 湯の町を歩き、郷土料理を食べ、 湯を飲み、湯に浸か

温泉信仰

温泉地に到着して初めにすること。 とりあえず宿へ直行もいいし 食べ歩きとか、足湯を楽しむのもいい 観光案内所などで情報収集もしたいし 楽しみ方は色々。 必ず初めに…という訳ではないけれど 私はできれば最初に神社やお寺へ行きたい。 『○○温泉、楽しませて頂きます。』 『良い旅になりますよう。』 そんな感じで、土地神様や仏様にご挨拶。 もう1つ その土地がどんな歴史を辿ってきたのか? 触りくらいでも知ってから散策すると 温泉地の見え方が変わってくる。 温

温泉むすめ

温泉むすめが話題になっていた。 マイナスなイメージと共に… 賛否が飛び交っていた。 世間にあまり知られていなかった存在 あの出来事を切っ掛けに 温泉むすめを知る人が増えたのは確か。 気に入らない出来事だったけど 悪いことだけでは無かったように思う。 ファーストサポーターとして 陰ながら温泉むすめを応援している。 現地でファンらしき人を見かけた時  新たな温泉客が増えたかな? なんて、微笑ましく見守っていたり。 フォロワーさんの活動を応援してたり。

風呂の流儀

共同浴場で湯を楽しみ 湯も息も溢れる時間を過ごしている時 常連さんから話しかけられる。 『どっからきたん?』 『はぁ〜…気持ちいいね』 『ここの湯、良いだろう』 『熱いのに中々やるね』 決まって、そんな一言から始まる。 話の流れで、お風呂屋さんの歴史や 周辺地域の歴史を聞けたり お勧めの居酒屋を紹介してもらえたり 地元の方しか知り得ない マイナー情報が飛び込んでくることも。 そこから美味しい晩酌に繋げる… そんな流れになった時は最高だ。 独りの時

温泉を知る

温泉好きな人と聞くと嬉しい。 そこまではいいのだけれど… 温泉を語りだす人は好きではない。 勘違いのないように言うと 温泉に詳しい人の話は面白くて好きだ。 温泉を解っていないのに 少し得た知識で語りだす人が嫌い… 温泉ソムリエマスターとか温泉名人とか… 肩書きなんて言えば色々あるけれど 自慢するつもりはない。 知識がしっかり頭に入っている訳でもないし まだまだ経験不足でもあるし。 そんな未熟もんだからか 風呂の話になると少し熱くなってしまう。 そんな