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人付き合いが苦手だった学生時代。 上京し、人の人生を左右するキャリアコンサルタントの道を選んだわけ

こんにちは!埼玉県・和光市の市民ライター土井歩惟です。

和光市広沢複合施設「わぴあ」noteでは、同施設のグランドオープンをきっかけに、和光市市民の交流を今まで以上に深めていくため、こんな面白い人がいる!地元にステキな場所がある!などなど、市民の目線で、市民のみなさんにインタビューをする企画をはじめました。

今回は、和光市で子育て中の筆者が、新米ママ教室で出会った、同じ月齢の子を持つ小玉さんにお話を聞いてみたいと思います。

インタビュー時点でお互い9ヶ月の子を持つ母親どうしですが、今日は子どもを夫に預けて、2人だけでお話しします。小玉さんは、筆者にとって初めてできたママ友。最初から話しやすくて、すぐに仲良くなれたのを覚えています。

インタビューを通して、意外な幼少期と、天職とも言えるお仕事の様子が見えてきました。

人付き合いが苦手だった幼少期

-----普段から小玉さんはとても話しやすく、リーダーシップがあると感じています。元々そういったタイプだったんですか?

小中学生時代は、承認欲求のかたまりで、わがままで目立ちたがり屋な、自分本位な子どもでした。自分の思い通りにならないと気が済まない、負けず嫌いな一面もあり、話しやすいとか言われるようなタイプじゃなかったです。

また、本が大好きだったので、休み時間は友だちと遊ばずに、本を読んでいましたね。良い成績を残して周囲の大人から褒められたり、友だちからすごいねと言ってもらえることが嬉しくて、勉強にも打ち込んでいました。

-----今の姿からは全然想像ができないです。

生まれ育ったのが新潟の田舎で、物心ついた頃から、外の世界に行きたいと思っていたんです。小学生の頃にはすでに「どうやったら地元を出られるか?」を考えていて、そのためには大学進学しかない!と強く思っていました。

幼いながらに、友だちとの付き合いが上手くできない、と感じてはいたんです。それが、大学進学という目標ができて、地元に固執しなくていいんだ、と気持ちを切り替えることができました。そこからちょっとずつですけど、友だちとも仲良くできるようになっていったんです。

-----なるほど。そこから現在のように人との関わりが上手になったきっかけが気になります。

人の心が分からなかったからこそ、人に興味を持つようになったんです。
地元の友だちの中には、良い関係を築けていなかったにも関わらず、時間が経ってから仲良くしたいと言ってきてくれる子がいました。


それがわたしには不思議で、どうしてなんだろう?と。ちょうどその頃、大学で心理学を専攻していて、対人コミュニケーションは話すことよりも聴くことが重要だと学んだんです。そこから意識して聴くようになったので、周りの人から「話しやすい」と思われるようになったのかもしれません。

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人の人生や価値観に興味がある

-----人が好きだから、ではなく、人の心が分からないから人に興味を持ったというのが目から鱗でした。その思いが、現在の職業にもつながっているのですか?

はい。今は転職エージェントに勤めていて、転職したい方への職業紹介、面接対策、企業との条件交渉。企業向けに中途採用支援をしています。

求職者がどんな人生を送っていて、どんな価値観で今ここにいるのか興味があるんです。興味があるからこそ、否定せずに聴くことに徹するようにしています。

顧客にも「話していて"ちょうど良い"」と言われると嬉しいですね。きっと、人の話に耳を傾けることと自分の意見を言うバランスが良いのかな、と思っています。

-----聞いていて、天職だな、と思いました。お仕事が好きなんだな、と思うのですが、育休でキャリアを中断することに不安はありませんでしたか?

無かったです。逆に自分のキャリアや理想のライフスタイルを考える良いチャンスだと思っていました。

それに、子育て中の求職者が置かれている状況や気持ちをイメージできるようになったんです。子育てというものの解像度が上がったと言いますか。
企業の中でも、まだ子育て中の社員に対する制度が整っていないところは多いのですが、そういった企業に対しても何かできないかと考えられると思います。

自分への興味関心を高めた育休期間

-----キャリア中断どころか、プラスになって、育休明けはさらにパワーアップしそうですね。仕事を離れたことで気づいたことはありますか?

育休期間は、自分のキャリアを見直す時間でした。考えていると、色々やってみたい!と思える自分に気づいて。

仕事に邁進しているときは余裕がなかったのですが、今は自分の「やってみたい」気持ちに素直に、ボランティアで色々なことにチャレンジしています。これからもこの姿勢は崩さず、チャレンジし続けたいなと思っています。

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育休期間に、人生の棚卸しができたんですね。新たなチャレンジも、小玉さんならできそうです!普段はあまりここまで深い話もできないので、聞いていてとても楽しかったし、勉強になりました。ありがとうございました。

聞き手:一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント
    市民記者 土井歩惟

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