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中国でPlayStationを広めた功労者 その和光市ライフとは?/大和田健人さんインタビュー

こんにちは!市民ライターの小玉早紀恵です。今回は和光市在住の大和田健人さんにインタビューをしました。

大和田さんはソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)でキャリアをスタート。当時PlayStationの正規品が流通していない中国市場の健全化に貢献されました。インドネシアでゲーム配信プラットフォーム事業の起業を経て、現在はアリババクラウドにてキャリアを積まれています。そのキャリア遍歴は聞いていてとても面白く、そんな世界があるんだ!という驚きの連続でした。
そんな大和田さんも週末は良きパパとして、お子さんと一緒にアグリパークや清水農園で畑作業をされているそうです。華々しいキャリアと、ほほえましいプライベートの話から、大和田さんのお人柄が見えてきました。


ー大和田さんのプロフィールとキャリア遍歴を詳しく教えてください!

生まれは東京で実家は中野坂上にあります。中国語をしっかり学ぶカリキュラムがある高校に進学し、3年間で中国語がぺらぺらになりました。大学・大学院でコンピューターの勉強をしていて、その時からソニー・コンピュータエンタテインメントでゲーム開発に携わっていたんです。大学院修了の2003年に、そのままソニー・コンピュータに入社し、中国語ができるということから中国事業の立ち上げメンバーとして中国駐在を始めました。

元々はゲーム開発をしていたので、中国でもプログラマーとしてゲーム開発をするのかと思いきや、任された業務は営業だったんですよ。しかも、当時中国で横行していた海賊版を正規品に替えるための営業活動でした。1件1件店舗を回ったし、なかなかしびれる相手との交渉も多かったですね。中国政府・台湾政府との折衝を通じ、禁止されていた中国国内におけるゲーム機の販売許可を取り付けることもできました。 

ソニーを退職した後は、インドネシア、ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、タイ、マレーシア、フィリピン等を放浪しながらゲーム市場の調査を行っていました。東南アジアには詳しくなりましたし、お腹が強くなりましたね(笑)。 2014年にインドネシアでバザール・エンタテインメントを創業しました。そのあと現職のアリババに入社し現在に至ります。

華々しいキャリアですね!PlayStationの中国市場を作り上げた方が、まさか和光市にいるとは思いもしませんでした。和光市にはいつから住んでらっしゃるんですか?

2013年からです。シーアイハイツに妻の親戚が住んでいまして、部屋が空いているから住みなよ、と言われて住み始めたのがきっかけでした。私の実家は東京ですし、和光はそれまでゆかりのない土地だったので特に持っていた印象はなかったです。


約10年間住まれていて、住み始めた当初と現在で印象は変わりましたか?

駅ビルとかができてハードは便利になりましたよね。副都心線と東横線もつながりましたし。ただ、2013年当時から市の生活環境は便利だと思っていて、コンパクトながらいろいろ揃っている住みやすい街だと思っています。


和光のお気に入りスポット、魅力的なスポットはどこだと思いますか?

サンアゼリアとか好きですよ。サンアゼリアの設計したチームはアークヒルズのオーケストラの設計チームとほぼ同じメンバーなんですよね。空調音をほぼ出さないためにどうすればよいかという緻密な計算をしてたり。アークヒルズでコンサートをする方が、練習もかねてサンアゼリアでコンサートやったりとかもするんですよ。

市民農園があったり、熊野神社の洞窟や、湧水スポット、いろいろな自然アクティビティがあるところも魅力ですよね。子どもと一緒に市民農園で農作業をしているのですが、子供向けの収穫祭があったりと面白いんですよ。ここ最近ではわぴあのオープンが大きな変化だと思います。僕は週1でお風呂の王様に通ってますし。レンタルサイクルが増えたことも地味に便利だし、北口はこれから変わりそうで楽しみですね。公園も遊具が新しくなってきたり、うっそうとしていた木が手入れされて見晴らしがよくなったり、小さい公園も増えていて、この10年で良い進化をしていると思います。


サンアゼリア、市民農園など初めて知ることばかりで勉強になります。どうしてそういうことを知っているのですか?

和光市民なら当然です!(笑) というのはさておき、私自身が知りたいこと、面白そうだと思うことは自分から聞くんです。なんにでも興味関心を持つタイプなので。


好奇心が原動力になっていらっしゃるんですね。最近すっかり腰が重くなってしまったので見習いたいです。大和田さんがこれからやってみたいことって何かありますか?

一度和光の歴史を勉強してみたいです。ブラタモリ和光版みたいなことができたらいいなぁと。和光って郷土資料館みたいな、郷土史を勉強する場所がなくて、資料とか点在しているんですよ。それを調べてまとめたら面白いかなと思っています。仕事面ではホンダと理化学研究所に行ける仕事をしたいです。

和光って、まだ認知度は低いけど面白いところってたくさんあると思うので、そういったところに目を向けたいし、知っていきたいと思っています。子どもを連れて行けて、お父さんも楽しい、という場所をもっと見つけていきたいですね。
これからの季節は樹林公園のバーベキューも最高なのでおすすめです!

素敵なお話をありがとうございました!

インタビュアーあとがき

お話しぶりから、快活でバイタリティにあふれるお人柄がにじみ出ていた大和田さん。終始その話される内容と情報量の多さに圧倒されました。好奇心を持って行動することで人生はより豊かになるんだなぁとつくづく感じました。

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