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#012 産後:入院記録②

〈入院6日目、生後4日目〉
・今日も午前中は赤ちゃんを新生児室に預けて身体を休めることにするも、なかなか眠れない。
・黄疸が少し出ていると言われる。基準値より少し高めで、今の段階では治療する程でもなく、経過観察となる。
・お腹が空いたわけではないが、栄養を大量に摂取したくなり、昼食後にカロリーメイトを一気に食べてしまった。和食中心の病院食に飽きてしまったのかもしれない。
・熱はないが、身体がずっと熱ってる。助産師さんに相談したところ、母乳の出がよくて代謝がよいからとのこと。
・今のところ、おっぱいトラブルはなく、母乳のでも良い。会陰接合がまだ痛くて、ウォシュレットが使えず、お尻セレブできれいにしている。便秘気味だったので薬(酸化マグネシウム)を処方してもらったところ、便がゆるくなるが、会陰部が痛いのでちょうどよい。
・義父が面会に来るが、首が座ってなくて怖くて抱っこしない。
・助産師さんから完母・混合でいくかきかれ、保育園に預ける予定のため混合予定と回答。赤ちゃんによるが、ミルクを考えている場合、哺乳瓶やミルクの味を嫌がる場合があるので、早いうちから搾乳したものを哺乳瓶に入れて与えたり、ミルクの試供品をちょっとずつ与えたりするとよいと聞く。保育園によっては搾乳したものを与えてくれる園もあるらしい。復職スケジュールの目処がたったら母乳外来に相談にくるとよいとアドバイスを受ける。
・夜も母子同室。最初は3時間くらい連続で寝てくれたが、段々連続して眠る時間が短くなり、明け方は1時間で起きてしまったが、細切れ睡眠に慣れつつあるのでそれ程つらくない。

 赤ちゃんをゲップさせるときに座らせるシルエットが可愛い。横になっているときよりもシルエット小さくて、お人形さんを座らせているみたいで本当に可愛い。色んな姿をもっと動画に撮り溜めていきたい。
 犬君を飼い始めてから約一年、外泊したことがなく心配だったが、夫が上手にお世話してくれていて有難い。
予定日より早い出産となり、赤ちゃんを迎える準備ができていないところもあったが、夫が週末に頑張ってくれた。感謝。(私が)いなきゃいないでできるもんなんだなと。

〈入院7日目、生後5日目〉
・朝食がフレンチトーストでテンション上がった。久しぶりのパン・洋食はサイコー。自宅に帰ったら、自分でもフレンチトーストを作ってみたいと思った。
・医師の内診。経過は問題なし、会陰部の痛みはまだ5日目だから仕方なく、きれいに治ってきているとのことで安心。
・退院後のケイツーシロップの投与について指導を受ける。
・赤ちゃんの黄疸が基準値を超えてしまい、24時間光治療することになった。丸一日母子別室。あまり寝られてなかったので自由な時間が増えて嬉しい気持ちがある反面、寂しくもあり、せっかく夜間の母子同室に慣れてきたのに残念な気持ちもある。
・貧血のため鉄剤の注射を続けているが、出産時に1リットルの出血があった(多量)と聞く。出血が多かったり貧血の自覚はなかったが、退院後も無理はしないようにしたいと思った。
・沐浴指導を受ける。左手で赤ちゃんを支えるのが辛かった。腱鞘炎になりそう。慣れないうちはベビーバスにお湯満タンではなく、赤ちゃんが座れるくらい少なめのお湯にしておくと赤ちゃんをお湯の中に落とす心配はないとアドバイスを受けた。
・風疹の抗体の数値が低かったで、予防接種を受けた。秒で終わった。これから2ヶ月間は子作り禁止(しないけど)。
・調乳指導を受ける。某ミルクメーカーの営業が中心だったけれど、ミルクを使う場合の疑問点が解消できた。水道水を使う場合は、お湯は一回沸騰させればOKで、数分間の沸騰は不要。ミネラルウォーターやミルク対応のウォーターサーバーの水を使ってミルクを作っても良い、といくことを知れた。授乳中向けのサプリメントを摂取しようと思った。
・仕事帰りに夫が面会に来てくれた。ちょうど授乳の時間だったので、アイマスクをした赤ちゃんと部屋で一緒に過ごせた。赤ちゃんの名前をどうするか名前を決めれないらしい。私は最終候補を出したので、そろそろ決めてほしいが、夫は私がいない中での犬君との生活・異動したばかりでの慣れない仕事に疲れているようなので、強く言うのはやめた。
・黄疸の治療のため、夜は母子別室。3時間おきに助産師さんが赤ちゃんを授乳しに連れてきてくれる。顔を赤くして、アイマスクしながらも、ふにゃふにゃと一生懸命におっぱいを飲む姿はとても可愛い。おっぱいを飲む量は少なくなった(通常は左右各10分→左右トータル10分)。顔に赤みはあるけど黄色味はとれてきた気がする。このままよくなってほしい。
・明け方授乳時に、赤ちゃんを取り上げてくれた助産師さんから挨拶とお手紙をもらった。明日退院の場合、もう会えないらしい。少し泣きそうになった。出産時にこの方のサポートがあったから(特にいきむ時の呼吸方法のレクチャー)、いま大きな問題はなく過ごせているのだと思う。産後も優しくフォローしてくれて本当に感謝。本当に尊いお仕事だと思う。この産院を選んでよかった。

 赤ちゃんに対して、無条件で可愛いと思うより、小さくて加護欲がわくという感じ。
 黄疸の治療がかわいそうだと思わないし、自分の分身ではなく、別の人間だと思っている。産まれた瞬間に親になるのではなく、一緒に過ごす内に、親となり、かけがえのない存在になるんだと思う。 
 ただ、この新生児の時期は一瞬で終わると思うから、目に焼き付けて、写真や動画にも沢山残したい。今すでに入院中や面会中の写真や動画をいっぱい撮っておけばよかったと後悔している。問題なければあと2日で母子共に退院予定。残り2日、目にも記録にも、今のこの子を焼き付けていきたい。

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