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社会福祉、女性進出、DX、なんかすごい発展しているデンマーク。移住してみて感じたこと【街・生活編】

こんにちは、久しぶりにNoteを書きます。
最近は英語でのジョークをマスターしようと、軽くネタ帳を書いている勤勉芸人wakkiです。

今はデンマークのIT会社でエンジニアとして働いていて、デンマークに移住してかれこれ半年以上が経ちました。
(どうしてデンマークにいるかは後ほどどこかで詳しく説明しようと思います)

移住する前は"デンマーク"と聞くと、

- 世界一幸せな国
- 社会福祉整ってる
- デジタライズされまくってる
- 女性進出がすごい

などかなり先進的なイメージを持っていました。

今回、実際に生活してみてやはり凄いなと感じた部分、ならびに若干ダウトな部分も感じたので、それも含めデンマークの現状をお伝えできればと思います。

skål !!


 〜 街編 〜

1. え、みんな自転車乗るやん。 

コペンハーゲン市内にいると、チャリの多さそしてチャリ民の市民権の高さを感じます。

写真から見てわかるように、ほとんどの道には自転車(&電動キックボード,etc)専用の道路があります。日本でたまにみかける自転車専用道路の上に車が路駐しているなどもありません。
それ故安全に走行できるので、自転車が交通手段として割合を多く占めているみたいです。

僕の同僚は、天候関わらず20km超の距離を自転車で毎朝通勤していて、その脚力と体力に尊敬しかありません笑

一方、車の市民権は低く、一度捕まると罰金に加えて車も没収されるケースもあるらしいです。車を没収する意味は全く持って理解できませんが🫠


2. え、無賃乗車せぇへんの。

自転車に加え多くの人が使うのが、電車・メトロ・バスです。
それらの機関を使用するのに、チケットを買うか、Suicaみたいなカードが必要なのですが、気になるのは入場を強制されていない点です。カードの場合、車内や駅にある機械にカードをタッチしチェックインするのですが、それが完全任意でして、強制入場を強いる改札もありません。たまにチェックする人が車内に来てチケット保持もしくはカードチェックインをしているかどうかを確認し、もしお金を払っていなかった場合は罰金を支払うという仕組みです。


つまり、無賃乗車を余裕でできるのですが、デンマークの人はちゃんとチェックインしていることに驚きました。少しヤンキー気質の若者たちでさえもチェックインしていて、性善説が広がっている国なのかなと思いました。


 〜 生活編 〜

1. 何でもかんでも全部デジタライズ

[認証システム]

想像していた通り本当にデジタルの国でした。
まず驚いたのが、個人認証システムMitID/NemID(日本でいうマイナンバーシステム)の利用率の高さです。電子署名は勿論、銀行アプリなど安全性が必要となる殆どのアプリにおいて認証システムとして導入されており、インフラとしての普及が大変広まっていると感じました。
なんと、このNemIDの仕組みは1999年から始まっていたらしく、国としての取り組みの速さもそうですが、システム設計のスケーラビリティも凄いなとGeakなぼくは思いました。


[オンライン決済の普及率120%説]

僕は普段買い物等に行くときは財布を持っていきません。というのも、ほぼ全てのお店がApple Payやクレカ支払いが可能でして財布入らず携帯一つで完結しちゃいます。
加えて、携帯番号に紐づいてるMobilePayという決済アプリ(日本で言うPayPayみたいなの)がありまして、それの普及率がとにかく凄い。そのため、路上でライブしている人すら、硬貨を要求するのではなくMobilePayの番号を書いてオンラインでのチップを要求しています。


[マイナンバー(CPR ナンバー)重要すぎ]

これらのデジタライズを支える基盤には、CPR ナンバーという個人番号が重要になってます。住民票を取得するとCPRナンバーを取得できるのですが、このナンバーを使って銀行口座開設やMitIDの取得などが可能になります。
裏を返せば、このナンバーがないと生活基盤を構築できなく、諸々ここら辺の手続きが複雑で面倒臭いということもあり、概ねの方はこのタイミングで日本に帰国したくなるか辛ラーメンを爆食いしたくなるかと思います。


2. めっちゃエコフレンドリー

デンマークの景色を見渡すと、道路にあまりゴミも落ちてなければ、車からの排気ガスも少ないしホームレスもほぼいない。大麻はちゃんと普及していますが、やはり環境にやさしい国だなと思いました。
特に良いなと思った仕組みが、ペットボトルや缶を集めてスーパーマーケットでお金に換金できる仕組みです。しかもこれが1Lペットボトル60円とかで換金できちゃう。


そのため、職のない方が、よく街中で落ちてる缶やペットボトルを探してる光景(通称: Bottle collector)を目にしますが、それで彼らの生計がたち、かつ街自体も綺麗になるという一石二鳥な仕組みに感動しました。
調べてみるとBottle collectorの方は月に10万円以上も稼いでるみたいです。副業候補の一つですね。


3. 医療費無料だけどビミョいねんな

高い税金を払っている恩恵として、歯医者以外の医療費は基本的に無料な国デンマーク。僕はまだ治療を受けたことはないのですが、聞いた話によると、少し微妙なところもあるみたいです。
無料が故に人が沢山くるみたいで、予約システムのパンクや待合室での混雑の影響で、自分の番を待っている間に症状が治ってしまったり。
風邪の治療法は、「温かいティーを飲む」という自然治療を提案してきたり。など。
無料だからといって、高校の保健室の感覚で行く様な雰囲気じゃないことに少しがっかりしました


おわり

物価や税金はかなり高いですが、生活をするにあたっては住みやすい国だなぁと思いました。
一方、テックの方では微妙な部分ばかりなので、今度は「テックや仕事」編の記事を書こうかなと思います。


P.S. この記事を書くにあたって、ChatGPTの力は借りてません。ただ、携帯のデータが消えたので、画像は全部拾い画です


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