ひらやまくみ

大学で芸術学部にて舞台芸術を学ぶ。新設学部だったため、演劇とダンスの第一人者から学ぶと…

ひらやまくみ

大学で芸術学部にて舞台芸術を学ぶ。新設学部だったため、演劇とダンスの第一人者から学ぶというビギナーズラックを得る。大学院では、これまた身体運動や精神医学の国内トップ・ランナーから教えを得て強運を感じる。身体表現を切り口に様々な表現を医療・福祉の現場で精神療法として提供中。

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目をじっーと見て、口角あげる能面の術

私が大学で学んだ、ルコック演劇システムは、俳優養成のメソッドです。 基本は「身体」のムーヴメントで、マイムを基礎に俳優が役を生きることを学んで行くシステムとなっています。 実はこのシステム、本国フランスでは俳優をはじめ、経営者、医師、弁護士、政治家、教師、セラピスト、ダンサーなど、様々な職業のヒトは受講しに来る、いわゆる「社会的スキルトレーニング」の要素を多く兼ね備えています。いわゆるSSTというもの。 このメソッド、ラッキーな事にルコック演劇学校で教鞭を取っていた 大橋

    • 93%のホンネと7%のタテマエ

      はじめまして。 わたしは、身体表現や芸術表現を医療で活かす仕事をしています。 ヒトは「心理職」とわたしを呼びますが、 違和感があるのがホンネです。 正直、心理学をほぼ学んでいません。 私が学んだのは、大学で演劇とダンスという身体表現学を、 大学院で精神医学、神経科学、ヒューマンケア科学を学びました。 必須科目に心理学もあったので、多少は学んでいますけれども。 心理学の本は、演劇を学んだ大学の4年間、 テキストが一切無い中、身体で学んだことが 小難しく書いてあるだけで、逆に

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