見出し画像

鳥見に思う

人が鳥に憧れるのは、人にはない翼を鳥が持っているからだろう。

人がはじめから翼を持たなかったからなのではなく、どこかで翼を失ったからだろう。

重力とは運命のようなものだから、飛ぶことによってそこから解き放たれることを密かに誰もが望んでいる。

人が鳥になるときは、天に還るときだ。

齢をとると人はそういうことも考えるようになる。


ご支援ありがとうございます。今後とも、よろしくお願い申し上げます。