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眠りのための音楽

 音が人体に及ぼす影響というのは大きいです。なんだか体の調子が良くないというときに、例えばその原因が耳では感知できない低周波だったりします。以前、移動する車内で大きな高周波が耳に入ってきたことがあります。車掌さんは「人体に影響がない程度のものなので」とおっしゃいましたが、明らかに(僕にとっては、という意味ですが)耐えられない類の音だったので、車両を変えていただいたことがあります。その対応は素晴らしく早く感心したのですが、人によって音の与える影響というものを改めて考えさせられました(一応、断っておきますが、それは稀なケースでした。普段、あまりこういったことはありません。我慢できるものは、大抵我慢します。それはそれで良くないかもしれませんが 笑)

 随分前に、音叉を沢山買ったことがありました。すべて違う周波数のものです。音叉というのは、このブログのタイトル画面の画像の右側にあるものですが、楽器の調律で良く使われるものです。なぜ買ったかというと、例えば外国ではサウンド・ヒーリングというものがあり、その他いろいろな用途で使用されているのを知り、実際のところ、どうなのかと自分で試そうと思ったのでした。
 528Hzの音叉というのは、(簡単に言うとですが)リラックスする周波数であるということは聞いていましたが、使い始めた当初は音叉の響きが気持ちいいということ以外は特にありませんでした。
 ですが、しばらく使っていると、音が体に浸透していく具合がわかります。体がリラックスしていくのがわかるのです。自分の中で、サウンド・  ヒーリングというのはスピリチュアルなイメージが先行していましたが、これは科学だな、と、そう思いました。
 今回はその528Hzを軸に曲を書きました。緩慢なピアノの繰り返しで眠りを誘うことを目的としています。スマートフォンのスピーカーとイヤフォンででは聴こえてくる印象が若干違うかもしれません。そのような目的で作られてはいますが、人によって合う合わないはありますので、おかしいと思う場合は聴かないでください(ちなみに、以前放送していた『水曜日のピアノフォルテ』で演奏していたデジタルピアノは528Hz(ド=C)の音がなるようにチューニングしていました)

 眠り、というのは人生に置いてとても重要な位置を占めています。日中(人によっては夜中かもしれませんが)、動いているとき以外は眠っているのです。もちろんその間も生命活動は行われています。
寝るのは、あるいは眠るのは、死んでからできるよ、なんていう言葉を聞いたことがありますが、死んでからでは眠ることはできないと想像します。
 眠りは、まさに人生の中心に位置するものだと思います。

 眠りを意識する楽曲を作り始めましたが、まだ試行錯誤の段階です。今回の楽曲もまたブラッシュアップされていくことだと思います。
 いろいろ書いておいてなんですが、はっきり言って、眠りのための音楽、というのは、音楽を作る口実にすぎません。
 ですが、聴いていただければ幸いです。眠り、と銘打ちましたが、何か生活に合いそうな場面で使っていただければと思います。
 もし、ご意見ご感想などございましたら、是非ツイッター(https://twitter.com/marujun_w)でもnoteの方でも構いませんのでお聞かせいただければ有難いです。

 今後、今回の曲も含めて、これから発表する曲が、新しいアルバムに繋がっていく予定です。

眠りのための音楽 JAN. 21, 2019
https://note.mu/wakimaru_piano/n/n0a42117fd100

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