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12年の足跡

先週7月12日は弦楽のカルテット、アンサンブル・リスコペルタさんの12年の足跡を辿るコンサートへ。
場所はティアラこうとう小ホールでした。
弦楽のカルテットといっても、いわゆるヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロではなく、そこからヴィオラを引いて、コントラバスを足した編成です。
元々は東日本大震災での慰問演奏のために結成されたアンサンブルで、その編成で演奏できる曲というのが、牛フィレ肉にトリュフをのせた「ロッシーニ風」を考案したことでも有名な、ジョアキーノ・ロッシーニの「6つの弦楽のためのソナタ」でした。

今回のコンサートでもロッシーニの曲をもちろん取り上げていましたが、他にこのアンサンブルの面白いところは、日本人の作曲家からの委嘱作品を沢山レパートリーとして持っているところです。
そして、手前味噌的な書き方になってしまいますが、2014年に私が書かせていただいた『Metamorfosi』という四楽章ものの作品があるのですが、度々演奏会で取り上げていただいています。本当にありがたいです。
今回もロッシーニの他、邦人作曲家5人による委嘱作品という盛り沢山の内容でとても聞き応えがありました。
委嘱作品の演奏は、(初演から9年経った自作品も含めて)再演によってさらに深まり、とても素晴らしかったです。この日は『Metamorfosi』の第四楽章を演奏していただきました。

こちらのリンクは4月、幡ヶ谷にあるガルバスタジオでの演奏ですが、ここでは『Metamorfosi』の第一楽章を演奏していただきました。

下記リンクはアルバム収録されているスタジオ録音のものです。
Metamorfosi, 1st Mov.

Metamorfosi, 2nd Mov.

Metamorfosi, 3rd Mov.

Metamorfosi, 4th Mov.

よろしかったら、CD他、配信もございますので是非。
metamorfosi(CD、ストリーミング、mp3)
【iTunes, Apple Music】
Ensemble Riscoperta「Metamorfosi」

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