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【徒然なるままに】#58

 昨日書いたライル・メイズの他に、いいなあと思ったピアニストで思い出されるのは、ジャズという流れで行くと思い出すのがマッコイ・タイナーだ。最初に聴いたのは、ジョン・コルトレーンの『至上の愛(A Love Supreme)』というアルバムで、彼はコルトレーンのバンドのピアニストとして参加している。『至上の愛』の存在を知ったのは、U2の『魂の叫び(Rattle and Hum)』という映画がきっかけである。CDではなくレコードを買ったのだった。それは原初的なものを思い起こさせるようなサウンドで、マッコイ・タイナーさんは、メイズさんとはまた違うのだが、モード的なものと同時に、やはりどことなく印象派的な響きを持った和音を弾いている。もちろんコルトレーンのサックスとジミー・ギャリソンのベース、エルビン・ジョーンズのドラムが本当に良くて、二十代の僕はすっかりこのアルバムが気に入ってしまった。レコードで聴いたということも良かったのかもしれない。『リアル・マッコイ』などのソロも持っているが、最初に聴いたインパクトが強いからだろうか、『至上の愛』は本当に今でも好きなサウンドである。
#日記 #ブログ #マッコイタイナー
#McCoyTyner

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