見出し画像

【徒然なるままに】#47

 見ていたテレビ番組にいつもはいない(いなかったと思う)フクロウがいるのを見て、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を思い出した。フクロウということもあるからなのだが、本物なのかそれとも作り物なのかを一瞬考えてしまったからだ(本当に一瞬だけだけれど)。小説の中では、お金持ちしか本物の動物を買うことができず、収入がそれほどない主人公は電気じかけの動物を買うしかないわけなのだが、映画になった『ブレードランナー』では、その辺りのことはほとんど描かれていない。本当の意味でディックの作品を映画化したわけではないからだが、それはさて置き、そんなことを考えていたら、先日犬のブリーダーがプードルとレトリバーのハーフの子を沢山育てているのをやはり放送で見て、これはまるで工場だな、と思ったことも思い出した(批判というよりは見たままの感想である。ちなみに、この放送の内容とは直接関係はないが、過剰に動物を生ませて、売れなければ排除される昨今の在り方には反対だ)。これから先の未来、そういったものにも規制がかかったら、その頃には本物さながらの作り物が出回るということもあるのだろうか。その場合、どちらが高価なのかは、今は想像できないが、どちらにしても、人が生きることへの慰みとして何かは存在しているのだろうとは思う。慰みではなく家族として存在するならば、犬猫を捨てる人はもっといなくなるはずだが、どうも今現在はそうはなっていないようだ。
#日記 #ブログ #電気羊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?