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京都・イーノ・山鉾建て
7月の中旬に差し掛かる頃、『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』が目的で久しぶりに京都に行ってきました。遠出は仕事以外だとコロナ禍では初かも。
イーノは自分で考えたアンビエント・ミュージックで実践した方法論や経験を、アートや政治活動にも活かしているのだと感じます。
山鉾とか本当別に興味なかったんですが、たまたま組立作業をしているところを見て、ホテルにあったガイドを読んだりして、なかなか面白いなあと思いました。
ここからは日記風に記したいと思います。
京都1日目
昼到着。曇りか雨との予報だったが、結局晴れで驚く。「はしたて」1時間待ちなので行かなかった。原了郭でハモの暖かいうどんを食べた。美術館「えき」KYOTOで「BOWIE KYOTO SUKITA リターンズ」を見る。
その後、烏丸御池にあるホテルへ。荷物を預けてから日傘を差して(最近は割と差します)、大極殿本舗六角店栖園へ。琥珀流しとわらび餅のセットを食べる。
四条通りへ出て、あちこちの長刀鉾や月鉾などの山鉾の組立を見る。山鉾組み立ての初日(五カ所)で、菊水鉾以外の組み立ては全て見た。
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随分あちこち歩いてから鴨川方面に移動してコエドーナツというドーナツ屋でティラミスのドーナツとジンジャーエールを飲む。このジンジャーエール、自家製というものだったらしく、めっぽう甘かった。普通のが良かった(食べてばっかりですね)。
そこから、山本精一さんがやっている木屋町ミングルを見に行ったがシャッターがしまっていた。残念。この店の辺りは、なかなかディープな感じだ。
鴨川まで出て、四条大橋を渡り、その後階段を降りて川沿いを歩き、東西線で烏丸御池まで戻った。歩きすぎたからか足が痛い。
ホテルにチェックインした後、軽く休んで、外へ夕食に行く。丁度外国のお客さんの団体が入っててんてこ舞いの店。どうやら油淋鶏の定食が早そうだったので、それにした。それなりに美味しかった。
その後、鴨川の橋の上で八坂神社からの神輿を神楽の音を聴きつつ待ったが、コロナの影響で八坂神社に神輿を置いてあるだけということになったとツイッターで知り、歩いて八坂神社に行って神輿を見た。その後烏丸御池に戻った。
京都2日目
枕が高くてあまり眠れなかったせいか、それか前の日に歩き回ったせいなのかわからないが調子があまり良くない。けれど、志津屋で京かるねとカレーパンを食べたら、しばらくして調子良くなった。京都駅の伊勢丹の体温計では36.5度ぐらいだった。
地下道を通ってイーノ展が開催されている京都信用金庫旧厚生センターへ。
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ビル一帯がイーノづくし。体温は問題なく入館できて3Fに移動。
開館時間直後からだったからなのか、The Shipが真っ暗の中始まり、まるで霧の中にいるみたいだった。なので、最初に座ったシートに人がいることに気がつかず、軽くだがぶつかってしまった。段々と目が慣れてくる。様々な方向から音が聴こえてくる不思議な空間。長くいることができてしまう部屋だったが、段々と人が増えてきたので出ることにした。
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Face to Face、Light boxes、77million painting、もちろん全てが素晴らしかった。個人的には、ゆったりした空間だったからということもあったかもしれないが、77million paintingが特に良かった。
70年代前半、24トラックのテープレコーダーが出回りだした頃、音楽家はそれまでよりもいっそう装飾的で、ゴシック的な音楽を作ろうとしていたが、そんなある日スティーブ・ライヒがやっていたシンプルなテープの音楽を知って、「これなら僕にもできる、難しくないぞ(エリック・タム著『ブライアン・イーノ』水声社より引用」)とイーノは思ったらしい。彼の音楽はもちろんだが、そのアート作品も少しずつ様相を変化させていく。気がつくと違った形になっていたり、それまでとは異なる色彩を表すのだ。実際は非常にシンプルな構造にも関わらず、様々のものをこちらに見せてくれる。そんなところに自分はとても魅かれる。
何となくジョン・ケージに近いところも感じるが、イーノの生き方自体がとても天才的、と思えるときがある。面白い人だと思う。イーノについて語る人が多いというのも頷ける。何かを語らずにはいられない、そう感じさせる人なのだと思う。
いつもは図録的なものしか買わないが、今回は結構いろいろと買ってしまった。
駅に移動し、「はしたて」で、金目鯛の丼のセットを食べた。ソーメン、揚げ物、付け合わせ、全て美味しかった。明日からはまた節約をしないといけない。
今日も予報と違い快晴で、あまりこういうことは言わないが、何というか、結果的に割と完璧な1日だった(ただ、帰りに間違って買ったスタバのチャイは甘すぎて、新幹線の中で水を薄めたが。ミスドのドーナツと一緒に食べた)。
以上、あっという間の2日間でした。コロナ禍であり、また感染者が増えてきているところでしたが、行って良かったと思える、久々の旅でした。
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