【キネマ救急箱#24】ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 〜後半、ほぼゾンビ映画やないかい!〜
こんにちは。
ニク・ジャガスです。
ドクター・ストレンジの最新作をIMAX 3Dで鑑賞してきました。
率直な感想は、
「そうだった!監督はサム・ライミだったね!」です。
もうね、後半ほとんどゾンビ映画なんですよ。笑
なので今回、コメディ的な視点から『ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を振り返ろうと思います。
※以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
「いきなり佳境じゃねーか」by 錦鯉、なオープニング
冒頭から、クライマックス感のある戦闘シーン。
「何があったの!?」と、観客の興味を一気に引きつけます。
シーンが変わり、元カノの結婚式に出席中のストレンジ。
次の瞬間、ヒーロー映画お決まりの「きゃー」という悲鳴が。
怪物に襲われる少女「アメリカ・チャベス」を守ろうと、ストレンジが“ズッ友“ウォンと共闘する姿が映し出されます。
その中で、予告編から気になっていたシーンが。
MCU映画、乗り物を真っ二つに割るの大好き説。
確か『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも、サノスの手下が車を真っ二つにしてた気がする。手をかざすだけで。
すぐ子供に指輪を盗まれる、お間抜けストレンジ
今年1月に公開された『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』で、トニー・スタークに代わりピーター・パーカーの指導者(保護者)を務めたストレンジ。
今回も、ティーンエイジャーであるアメリカ・チャベスに懐かれてましたね。
もはや担任の先生感が漂う、ティーチャー・ストレンジ。
ただね、ストレンジ先生。
大事な指輪を子供に盗まれすぎなんよ。
ピーターに続いて、今回が2回目ですぜ!
最高の魔術師のくせに、スリみたいな手口に引っかかるなんて。
他にも、
一度殺されかけた相手を簡単に信じて毒盛られたり。
最も情報を教えたらダメな相手を78億分の1の確率で引いたり。
そもそも呪文間違えてマルチバース開いちゃったり。
お茶目がフルスロットル過ぎ〜
だけど、クリスティーンへの「全宇宙の君を愛してる」は最高にロマンティックでした。
サノスを小粒に見せる、最恐ヴィラン「スカーレット・ウィッチ」
今回、ヴィランのスカーレット・ウィッチが桁違いに強すぎる。
後半、ほぼゾンビ化していたスカーレット・ウィッチ。
ノーマン・リーダスに脳天ぶち抜かれたとしても死なない最恐ゾンビ。
正直強過ぎて、大好きなヒーロー達がバタバタ死んでいくのは絶望感しかありませんでした。
特に、元気な姿でスクリーンに再登場してくれたプロフェッサーXことパトリック・スチュワート。
「きっと勝つ」と信じていた分、瞬殺された時には目を覆いました。
バンブルビーみたいなカッコイイ車椅子乗ってたな…。
最強ヒーローを持ってしても歯が立たない、という展開。
MCU公式アニメ『ホワット・イフ…?』の悪役ヴィジョンに抱いた絶望感を思い出しました。
この夫婦、マルチバースを秒で支配できるぞ!気をつけろ!
120分間、ウォンが助かることばかり祈ったよね
裸でピエロに追いかけられる夢を見たという、可愛いウォン。
劇中、そんなウォンが度々命の危険に晒されます。
その度に「死なないで、死なないで、死なないで」と、『ハリー・ポッターと賢者の石』でクィディッチ中にハリーを守ろうとするスネイプ先生ばりに念じたよね。
なんだかんだ生き残るウォンの悪運、どんな魔術よりも強いのではないだろうか。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のラストシーンを繋げる責任があるんだから、死んじゃダメだよ!
(ウォンがシャン・チーをカマー・タージへ連れて行くシーンがあった)
少しだけ真面目に
今回、ベネディクト・カンバーバッチの名演技は言わずもがななんですが、ヴィランを演じたエリザベス・オルセンの怪演が凄まじい。
人間の心を持つワンダ・マキシモフ、
心を蝕まれた魔女スカーレット・ウィッチ、
対極にある2人を演じ分けなくてはいけません。
心に葛藤を抱え、ギリギリ理性を保とうとするも悪に染まってしまうワンダ。
エリザベスは完璧に演じきっていました。
本作、ほぼグリーンバックで撮影しているはずなので、時には滑稽に思えることもあったろうに、シリアスな演技で感動を提供してくれるキャスト達に頭が下がるばかりです。
余談
今回、オーソドックスなMARVELロゴ始まりでしたね。
自分の動体視力が許す限り「どの作品の、どのシーン」がロゴに入っているか、毎回チェックしています。
ただ、動体視力がlv.1のため、今回はMARVELの「M」がシャン・チーじゃなくなった事しか見つけられませんでした。
変更箇所を見つけられた方、是非教えてください!!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?