秋から始まるお茶の話 476
天気予報のお姉さんが「シャツ一枚だと凍えるような寒さで…」なんて話している姿を「んふっ」なんて変な声を出しながら眺めていた本日。
やって来ました、あったかいお茶が美味しい季節が!
なんて力強く言い切れるほど詳しくもなんともないのだけど、明らかに口が、体が
「おいしい…」と感じるようになってきた。
こんなことを言うのも、昨年に続いて今年の夏もアイスコーヒーをはじめ、冷たい飲み物にずいぶん助けてもらった期間が長かったので、久しぶりのあったかさとおいしさがずいぶん新鮮に感じたからなのだけど。
数年前まで真夏でも飲み物は全てホットだったことを思うと不思議な感じもする。
冷えとりをしていたこともあり「体に入れるものは温かいもの」を…という方針を採用していたからなのだけど。
その頃のわたしは、真冬にアイスコーヒーを朝から飲んでいるごっついコートを着たおじさまを「…どうやったらそれを朝から選べるんだ?」とスルドイ視線を送っていたこともあった。
まぁ、そんなこと個人の自由で、頭の中とはいえ迷惑な人だったと今なら思う。
夏に温かい飲み物、常温の飲み物に慣れていたわたしだったけれど、ここ1〜2年の夏はさすがに「なんか…ヤセがまんを超えてる気がする…」「からだの声に反してるのはどっちだ?」なんて思うほどの暑さに降参し(?)アイスコーヒーをはじめとする冷たい飲み物で救われてきた。
うん、負けるが勝ちってこういうことだな…(?)
というか、口に入るものに鮮やかな「快楽」を感じるのも新鮮な感じで印象的だった…って、どんだけ味気ない飲み食いを日常でしてるんだ?なんて思えてくるこの描写…。
とはいえ「快楽」はあながち違ってなくて。
真夏のあっつい昼間、いわゆる電池切れ(血糖値低め)の時に飲む甘めのアイスコーヒーとか、甘じょっぱさのあるハーブティーとか、甘酸っぱいオレンジジュースとか…もう、乾いた喉やからだだけじゃないとこまで「おいしさ届いてるよねー」「そりゃ『生き返る』っていうわ」ってくらいの潤いと喜びを届けてくれるんだもの、その時の自分にとってはいろんな「チャージ」だったとハッキリ言える。
そんなことを思うと、さて、これからの季節の飲み物たちの「快楽」はなんだろう…なんて思う。
味の濃いもの、もったりした質のものが多く並び始めるとか、透明のものが少なくなるとか…なんて今までのイメージを手繰り寄せてみるけれど。
この秋からの我が家は、遅ればせながらの「お茶」にトライしていこうと思っていたりする。
それって「冬に少なくなる透明じゃん」「逆走?」…ってとこでもあるし、何より「快楽」はどこいった?というとこだけれど、それは横においといて。
お茶といっても、紅茶や緑茶は今までの日常でよく飲んでいたもの。
今回のお茶はいわゆるノンカフェインのものたちを、と考えている。
柿の葉茶にドクダミ茶、枇杷の葉茶にルイボスティー…
メジャーな顔ぶれではあるけれど、実はあまり馴染みがなかったのが本当のところで…つまり、よく知らないのだ、味のことも、飲んだ時の体感も。
ルイボスはさておき、他のものは作ろうと思えば作れちゃうやつじゃないの?とか、「そういえば大叔母のお家でいただいたのも枇杷の葉茶だった…」とか、そんな頭の中での話ばかりで、なんというか…ズバリ、今まで食指が向かなかったものたちなのだ。
夏のこってり味(?)のドリンクの反動か、はたまた体が欲しているのか?本当のところはよくわからないけれど、ちゃんと体験してみましょうということで、この秋からのラインナップにこの4種類が加わることになった。
さて、こころもからだもどんな反応をするのか…。
自分も家族も要観察の秋になりそうなのだ。
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