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千木(ちぎ)高知る道 ~荒魂の御言

下つ磐根(いわね)に宮柱太敷き立て 高天原(たかまのはら)に千木(ちぎ)高知りて


筋を通せと言ったれど
「筋を通す」がわからぬ御霊
教えの世界は「つもり」の世界
教えたつもり 学んだつもり


教える方も言葉だけ
学んだほうも言葉だけ
言葉だけ知り「知ったつもり」の
「つもり」の世界に柱無し


筋がわからず 柱もわからず
わからぬおのれを支えるために
法にもたれて 神にもたれる
もたれることに慣れなれて
人にもたれるばかりなり


人の世は 持ちつ持たれつ 支え合う


しかし『柱』が無いゆえに
持つこと能わず もたれるばかり
持つこと無きゆえ「持たれる」わからず
「もたれる」ばかりの巳(み)の柱


筋を通すがわからねば
やくざに弟子入りするがよし
善悪宣うその前に
筋を通して善悪語れ


おのれの悪の逃げ口上
神仏に逃げ 法に逃げ
多数に逃げて 逃げ回り
善なる屁理屈組み立てて
その場しのぎの壁作り
壁を作ってもたれかかるを
「偽善」と呼ぶこともわからぬほどに
曇りに曇った御霊たち


聡い幼児がお上に上がり
まことの賢者は地に落ちる
「つもり」の世界の有り様は
天地逆さの巳柱の世界


蜷局を巻いた柱では
もはや上下左右もわからぬ
ゆえにまことの善悪わからず
神も仏も見失い
法の柱も歪みに歪んで
善も悪も屁理屈のまま
組み立て自在の「つもり」の世界


知った「つもり」でまことは知らぬ
だから自分で答えが出せぬ
答え出せぬゆえ与えられるまま
屁理屈の壁にもたれるしかなし
屁理屈の壁に押されるしかなし


賢者の心 堅固堅牢 揺るがぬ柱
一本道の筋通る 柱の秤で答えを導く


筋がわからねばやくざに弟子入り
まことの善悪知りたくば
悪の中から柱を掴んで
改心されるが良き道なり






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