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【愛なる龍】 《厳の荒魂・天疎向津媛の御言》

鬱屈したこの優しくない世界の中

いつまで黙って振り回されおるのか

未だ自分を主張出来ずに

人の顔色ばかり見て

右に行こうか左に行こうか

クネクネ蛇行する蛇のよう


どうして自分を尊ばぬ

どうして自分を傷つける

どうして自分を憐れんでおる


自分を傷つけ尊べぬ者に

他者を労わることなど出来ぬ


カタチばかりの善に振り回され

誠の「愛」を成せぬもの

自分を憐れんでばかりおるから

「愛」が「悪」とその目に映る


よいか

神は「愛」を放つもの

「憐れみ」かけて「愛」を出し惜しみなどせぬ

龍は「愛」を行うもの

「憐れみ」かけて「愛」を引きはせぬ






大地を揺るがし

竜巻を起こし

大雨降らして濁流となり

「厄」も「福」も一度に祓う

それが【龍】の「愛」である

【神】が放った「愛」に応えて

「愛」を現わす【龍】の姿

情け容赦のない「焔(ほむら)」

それが誠の「愛」の姿



お手々繋いで憐れみ合うて

気付けば優しくない世界

自分の尊さを忘れて

他者の尊さも忘れた


自分の尊さとは何であるか?

それがわからねば他者は尊べぬ

尊べぬから優しさ失い

自分を傷つけるように他者も傷つけ

傷を舐めあう情けに溺れ

それを「愛」だと勘違い


世界が優しくないのは

憐れみに溺れて「愛」を失ったゆえ

傷つけ舐めあう偽りの「愛」

そは自分が「愛」を失ったゆえである




神人和合 龍人和合は

「愛」の「焔」を立てるため

自分の尊い火柱を立て

誠の「愛」を現わすため

憐れみ情けで傷つけ舐めあう

世界を壊して「愛」を押し通す


それが【龍】と共に在る姿

それが【神】と共に在る姿



心に「愛」の火はあるか?

それが厳の御魂の【神】

おのれの【尊厳】守る【神】の「愛」

その火を灯すが【神人和合】


心の「愛」を現わすチカラ

それが瑞の御魂の【神】

おのれも他者も尊きゆえに

「愛」を通すが【龍人和合】



優しき世界が欲しいなら

まずはおのれに優しくなれ

傷つけ舐めあう情けを捨てて

「愛」の火を灯し立ちあがれ



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