The Guardian 書評-スーダン紛争について-
みなさんこんにちは!
今回は4/20~4/27日分のThe Guardian書評の中でピックアップした記事について書かせていただきます。
ピックアップ記事
今回ピックアップした記事は
”Western and other nations escalate plans to evacuate diplomats from Sudan”
「西側諸国などの国家はスーダンから外交官を避難させる計画を強めている。」と言った記事です。
要約
スーダンの首都ハルツームでの紛争が激化している。国際NGOによると停戦が失敗に終わり、死者数は420人を超え、負傷者は3700人に登ると言われているが、実際の被害者の総数ははるかに多いと述べられている。
そのため、西側諸国などはハルツームから自国の外交官などを非難させるための努力を強化させている。
4/22の日曜日、英国は1200人以上の兵士を派遣させ外交官とその家族をハルツームから避難させることに成功した。
また、米国も4/21日土曜日に特殊部隊とヘリコプターを派遣し70名のアメリカ人の避難に成功したと述べられている。
しかし現地住民は自国民のみに避難をさせる他国に不満を抱く者や、外国人がいなくなることにより戦闘部隊の行動が激化することを恐れる声も見られた。
なぜスーダンで内戦が起こったのか
このスーダンでの内戦のニュースは大きな話題となっていますが、イマイチ理解できない部分が多いと思います。(私はちんぷんかんぷんでした!)なのでスーダンの歴史からなぜこのような内戦が起きているのかについて書きたいと思います!
まず初めに、どこが戦っているのかというと
国軍VS RSF(即応支援部隊)
です。
RSFとは準軍事組織、第二の軍隊などと呼ばれ、国軍がクーデターなどを起こした際にそれを迎え打てるようにバシール政権によって作られた組織です。位置付けは国軍の傘下になります。
バシール政権は2019年まで30年間もの間続いた独裁政権です。そのバシール政権がクーデターを恐れ、組織した RSFでしたがその後国軍と手を組みクーデターによりバシール政権崩壊へと導きました。(その際 RSFは国軍から出向者として人員を確保したほか、海外の外部勢力との関係性を強めた。)
バシール政権崩壊後、国軍と民主化勢力で共同統治を行なっていましたが、2021年に国軍が再びクーデターを起こし実権を握りました。その後国連が仲介となり民主化への移行を進め、その中の軍の再編についての協議に反発した RSFによって今回の内戦が起きたというわけです。軍の再編において国軍と RSFは完全一体化となるわけですが、その中でもどちらが権力を握るのかということで内戦が起きたというわけです。
流れとしては
バシール独裁政権→軍+民主化勢力の共同統治→軍が実権を持つ→ RSFの反発=内戦
といった感じです!少しは流れが見えたのではないでしょうか?
またこの内容はとても軽くまとめているのと私自身知識が浅いのでご参考までに!(何か捕捉などあればコメントなどしてくださるとありがたいです!)
この記事はこれで以上になります!ここまで読んでくださりありがとうございました!世界中でより幸せが溢れることを祈っております。
参考サイト
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