どくしょかんそう文(ぶん)をやっつけよう! 一じかんで書くどくしょかんそう文のつくりかた。
1.どくしょかんそう文がむずかしいのは、何を書けばいいかわからないから。
みんな、どくしょかんそう文は好き? にがてな人、いるんじゃないかな? どくしょかんそう文のかんたんな書きかたをしょうかいするね。一じかんで書けるよ。
先生(せんせい)は作家(さっか)だよ。しょうがく生のとき、このやりかたで、六ねんかん、ずっとどくしょかんそう文で賞(しょう)をとったんだよ。
まず、かだい図書(としょ)と、ふせん(ぺったんシール)を用意(ようい)してね。お父さんかお母さんにたのんでね。
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どくしょかんそう文がむずかしいのは、どうしてだと思う? 何を書いていいのかわからないからだと思うんだ。がっこうの先生(せんせい)は、じゆうに書いていいって言うけど、かだい図書(としょ)だからしかたなく読みました、と書いたら、おこられたりするよね。
2.どくしょかんそうぶんに書くことは四つだけだよ
a.なぜその本を読もうと思ったのか?
b.ないようは?
c.しゅじんこうの行動(こうどう)に対して、どう思ったのか?
d.それにたいして、ぼくは(わたしは)こうしようと思った。
a.なぜその本を読もうと思ったのか?
みんなは、かだい図書(としょ)の中から本を選(えら)んでいると思うんだ。いくつか本がある中で、その本を選んだのはなぜかな?
ドラゴンの絵がかっこよかったから。お姫さまがぼうけんする話なんておもしろそうと思ったから。わたしはいじめられているから、いじめにたちむかう話を読みたいと思った。
なにかりゆうがあると思うんだ。
そのりゆうをまず書こう。
書いちゃいけないのは「かだい図書だからしかたなく読みました」という文章(ぶんしょう)だよ。読書かんそうぶんは大人が読むんだ。大人はみんなにたのしんでほしいなと思ってかだい図書をえらんでいるから、ムッとなっちゃうよ。
文章(ぶんしょう)はね、読む人のことを考えて書かないといけないんだよ。
b.ないようは?
ア.だれが
イ.なにをして
ウ.どうなって
エ.こうなったのか?
ア.だれが、のところにシールをはろう
本を読むとき、だれがのところにぺったんシールをはろう。
だれがは、お話の主役(しゅやく)なんだ。ぼくは、わたしはで出てくる人のことだよ。
イ.なにをするのところにもシールをはろう。
しゅじんこうがすることにも、ぺったんシールをはろう。ごはんを食べるとかおふろに入るというあたりまえのことじゃなくて、ドラゴンとたたかうとか、ケンカをするという、めずらしい行動に対してシールを貼ろうね。
ウ.どうなって、のところにもシールをはろう。
主人公がバレーのしあいをして勝つとか、主人公はお姫さまをたすけるためにドラゴンとたたかった、とか、そういうやつだよ。ぺったんシールをはっておこうね。
エ.さいごにこうなったのところにシールをはろう。
バレーのしあいにかって、ともだちはひっこしがなくなりました。みたいに、さいごにしゅじんこうがどうなったのかのところにシールをはろうね。
c.主人公のこうどうにたいして、どう思ったのか?
アルスにたおされたドラゴンがかわいそうだと思いました、でもいいし、れんしゅうしてバレーのしあいで勝つ主人公はかっこいいと思いました、でもいいし、ぼくはわたしはこう思ったことを書いてね。
みんな、しゅじんこうのこうどうに対して、「なんかそれ、ちがうよね?」と思うことってない?
せんせいはよくあった。せんせいはその、わたしはしゅじんこうのこうどうはまちがえていると思う、わたしならこうする、というのをしょうじきに書いた。
それで六ねんかん、ぜんぶ賞をもらったよ。
アルスにたおされたドラゴンがかわいそうだと思いました。ドラゴンがお姫さまをさらったのは、王さまが悪いことをしたからです。でも、アルスは王さまが悪いことに気がついて、王さまをやっつけてくれたのでよかったです。
ぼくはアルスがすきです。アルスはかっこいいからです。アルスはみんなのために、ドラゴンと戦い、がんばったからです。 じゆうに書いていいんだよ。
d.「そしてぼくはこうしようと思う」を書いてほしいんだ。
わたしもアルスのように、人のために戦う人になりたいと思いました。
ぼくも運動をがんばってしあいで勝ちたいと思いました。
みたいなのでもいいし、
ぼくはアルスのようにはなりたくありません。ぼくは戦いません。ドラゴンや王様と話しあいたいと思います。
わたしはうんどうがにがてだし、がんばるのなんてくるしそうだし嫌いですが、ともだちといっしょにたのしみたいと思います。
みたいなのでもいいんだよ。
それをぜんぶつなげると、どくしょかんそう文ができるよ。アンケートをよういしたから、それにかきこんでみてね。かんたんにどくしょかんそう文が書けるよ。お父さんかお母さんにたのんで、ダウンロードしてもらってね。
3.最後にとっておきのわざを紹介するね。
かだい図書はね、ぜんぶ読まなくてもいいよ。せんせいは作家(さっか)だから、ちゃんと読んでほしいと思ってる。でも、なつやすみっていそがしいよね。ゲームもしたいし、プールにも行きたいし、セミとりだってしたいよね。
やりたいことがいっぱいあるのに、がまんして本を読むのってつまらないと思うんだ。
だから、だれが何をしてこうなってどうなった、だけみつけよう。
どくしょかんそう文を書いたあと、おもしろそうだから、ぜんぶよんでみよう、でもいいし、それっきりにしてもいい。大人になってから読んでもいいんだよ。
どくしょかんそう文は楽しく書こうね。
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