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編集者は断らない。

先日、お若い作家さんが、編集者から連絡が来ないと悩んでいました。
少し聞いただけで、「ああこれ、あかんやつや」と思ったので、あきらめて次に行こうとアドバイスをしました。私も同じ状況なので、「お互い辛いですね」としか言えませんでした。

編集者は、
こいつは売れないな、とか、
こいつはこれ以上伸びないだろう、とか、
こいつは新味はないなとか判断したとき、

はっきり断らず、あいまいにしたまま連絡を絶ちます。
なんでそんなことをするかというと、キープしておいて、もしもその作家がどこかでブレイクしたら再び使うためです。
作家を怒らせてしまうと、二度と書かないと言われてしまう。

でもこれは、いつ来るかわからない返事を待つことになり、作家にとってはとても辛い。執筆意欲はどんどん削られていき、やがてフェードアウトしていきます。作家はそんな風にして執筆をやめるんです。

予防策はただひとつ。
いろんなジャンル、いろんなレーベル、いろんな編プロと仕事をして、回していくべきです。作家は編集部に雇われているわけではありません。売れてるときほど、ガンガン営業を掛けるべきなんです。

そりゃ、「フランス書院、美少女文庫? あははっ。何ソレ? 新人賞に出してくださーい」とせせら笑われたりもしますが(これ言われたとき、増刷いっぱいかかってて、普通のライトノベルの倍ほど売れていたんですけどね)、それでも仕事を増やす努力はするべきです。

私は編集部に電話を掛けて、自分で仕事を増やしたのですが、投稿する、小説家になろうで書く、編集部に献本して「ご縁があれば書かせてください」と手紙を入れておく。いろんな営業の仕方があります。
あきらめずにがんばりましょう。

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