ISO×行政書士という道

若月です。

なんだか久々の投稿になってしまいました。

私のもう一つの肩書、ISO審査員の活動が本格化し
慣れない作業に悪戦苦闘していたのが、投稿が滞った主な理由になります。

僕自身軽視していた部分があったのですが
このISO審査員と、行政書士の二足のわらじが、思わぬシナジーを見せているので、自分なりのレポートをこちらで公開します。
※内容は全て完全なる僕の主観に基づいています。


ISO行政書士という道① 顧問契約

ISO認証取得企業にとって(そうでない企業も)法令違反はご法度です。
法令違反が見つかった時点で、ISO規格の要件には不適合になります。

しかしながら、大企業ならまだしも、人材不足に喘ぐ中小、零細企業で、頻繁に改正される環境法令の情報をアップデートし続けるのは簡単な話ではありません。

では、その役割は誰が担うべきでしょうか?
そうですね。
街の法律家、行政書士です。

御託はいいとして、僕の体験談を話すと
行政書士顧問をやっている企業からは
「若月さん、ISOコンサルもできるんですか?」
と相談を頂き

ISOコンサルをやっている企業からは
「若月さん、法務顧問って受け付けていますか?」
とご相談を頂きます。

手前味噌ながら、ありがたいマーケティング戦略だと思います。
単発業務が多いといわれる行政書士ですが、それにとって代わり有り余る継続性をもたらしてくれるのがISOコンサルだと僕は考えています。

ISO行政書士の道② 企業との深いかかわり

先述した顧問契約両取りこそ、ISO行政書士が最も力を発揮できるスタイルであると僕は考えています。

法整備の許認可手続きを一手に引き受け、ISOシステムコンサルのために奔走するのは、やること満載です。楽ではないと思いますが、深く企業と関わり、企業のことをよく知り、担当者と深い関係性を構築することが、唯一無二のサービス創出につながると思います。
好みによりけりですが、企業の担当者さんから信頼してもらえていると感じたときに、僕は喜びを感じます。

ISO行政書士の道④ 経営基盤の強化

ISO審査員の仕事の獲得方法は、審査機関からの受注によります。
所属している審査機関が審査を回してくれさえすれば、営業、マーケティングをしなくても仕事が入ってきます。
キャリアを積めば10万前後の審査料が入ってくるので、収入が途絶えるということはなくなります。
これは僕のような駆け出しの行政書士にとってはありがたいことだと思います。実際そのように感じます。

しかし、このことはあるデメリットにもつながります。

ISO行政書士の道⑤ 業務効率化

行政書士業務とISO審査員活動、ISOコンサル業務を並列して処理するとなると、たちどころに忙しくなります。
偉そうに言うわけではありませんが、まだ半人前審査員の僕でさえかなり多忙です。慣れていないということもあるでしょうが、業務効率を追究し続ける必要があると感じています。
僕はこの仕事が好きなのでいいですが、人によっては審査と行政書士業務のバランスを取り、AI活用などで業務効率化をしっかり取り組まないと、かえって不幸になるかもしれません。

以上、つたない読みづらい文になりましたが、興味のある方だけお付き合いください。
僕は今の仕事に魅力と幸せを感じているので、ISO行政書士という道を今後も追求していこうと思います。
あまり注目されてない分野かもしれませんが、もし取り組まれる方がいれば、ともに頑張っていきましょう。

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