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【小説】

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僕の姉ちゃんが死んだ。 じいちゃんと僕、そして姉ちゃんとの笑って泣いた愛しい時間。 だけど、きっと僕はここに立ち止まってもいられないだろう。 祖父を介護してたときに書いた物語。…
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2018年7月の記事一覧

小説 「姉ちゃんと僕と、僕らのじいちゃん」 最終回

小説 「姉ちゃんと僕と、僕らのじいちゃん」 最終回

【前回までのあらすじ】すこしずつ、姉ちゃんのいない夏に慣れていく僕は、大学進学をようやく決意した。夕暮れの風を受けて、夏の終わりを知る。

「今日はあさりの味噌汁と太刀魚じゃ。初物じゃからの、元気が出るぞ。ゆうや、ビール飲むか」

 帰ってきた僕を玄関まで迎えに出てくれたじいちゃんは元気な声でそう言った。

「太刀魚にビールはうまいぞ。お前もたまには飲め」

 じいちゃんと僕は食卓を囲んできんと冷

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