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今日勝つために生まれてきた

オーライチェケラ。


とある朝の目覚めは最ッ低で最高で、全身筋肉痛で起きました。前日に2億年ぶりになわとびをやったから。昨晩中に身体に重さが出ていたから筋肉痛は覚悟済み、心地よい痛みとともに朝が始まりました。


小学生の頃なわとびにハマっていた時期があって、毎日休み時間にひたすら二重跳びを磨き込んでいました。中学高校と進学しても、やっていた陸上競技のトレーニングがてらなわとびをする日々。二重跳びを100回も200回も跳んでいた気がする。

なわとびって全身運動かつ呼吸器官も使う運動なので、めちゃくちゃきついんです。開始1分で息が上がる。20分もやればもうヘトヘト。当時より重くなった身体で飛ぶんだから、物理的にも強度が上がるわけです。運動量=質量×速度。


30歳を目前にやったなわとびは、

・連続二重跳びは30回ちょっと
・1分間ふつう跳びは合計140回ほど

が限界でした。二重跳びはもうそれ以上もたなかった。でもリズムを整えればもうちょっといけそう。ふつう飛びカウントはへろへろで何度もひっかかってしまった。これもリズムと呼吸を整えればいけそう。


今日は雨だからできないけど、また明日以降ちょっとずつ記録を伸ばして行こうと思います。1回でも記録が伸びたら嬉しいから。その喜びは、陸上部時代に当たり前のように感じていたものだと思う。


僕の好きな小説で「一瞬の風になれ」という作品があります。高校陸上部を舞台にした青春小説です。ちょうど僕が高校時代に出た作品で、当時猛烈に読み込んでいました。(僕の出身高校も作中に登場しています)

作中に登場する守谷先輩のセリフが魅力的で、今でも心に残っています。主人公や天才ランナーが後輩になった中で、凡人の自分が何をすべきか何をしてきたかを話すシーンです。

「結局、自分のできることをせいいっぱいやるしかないって当たり前の結論に落ちついたよ。一日、二日じゃない。毎日、毎日、三百六十五日だ。どんな日のどんな練習もおざなりにしない。どんな試合でもきちんと走る。毎日、ベスト更新だ。練習も試合も。気持ちだけはな。そうすれば、俺も選手として伸びるし、皆もついてきてくれるだろう。気まぐれな天才、一ノ瀬連でもだ」

今読んでもぶっささる。

ピュアに影響を受けた当時の僕は、毎日がんばるようになりました。


昨日の自分より1回でも多く筋トレすること、0.1秒でも速く走り切ること、1本でも多く坂道をのぼること。なんでもいいから、昨日の自分に、今日勝つこと。やるやん、当時の俺。ゲロゲロ吐いてたもんな〜〜。


30歳を目前にして遊んでみたなわとびで、そんな高校時代を思い出しました。

「昨日の自分に、今日勝つために生まれてきた」

なんて、サンプリングをして終わろうと思います。


※この記事は、Wasei Salon内で書いているブログを一部編集し、時差式に掲載しています。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。