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フリータイムのシャチを観察! & 観察する客のあり方

 今回は、「パフォーマンス以外でも、シャチたちを観察していると、けっこう面白いんですよ。」という話、それに関連して、観客がシャチを観察する時の行動に対し、私が思っていることを綴ります。

 パフォーマンスももちろん素晴らしいのですが、それよりも、動きに個性があると言いましょうか、パフォーマンスにない動きや遊びが見られるのが、フリータイムの特徴です。

 人間観察をする個体、ステージに上がるのを繰り返す個体、たぶん寝ている個体…。本当にいろいろな姿を見ることができるんです。

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 1枚目は、ララが人間観察をしている奥で、ラビーがトレーナーの方に何やらアピールをしているようです。

 4頭みんなで胸びれをあげてみたり…。

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 他にも、シャチたちの「世界」を見ることができます。そして、あっという間に時間が過ぎて、パフォーマンスに…。私は、これを繰り返しているうちに、昼ご飯を食べていないことに気づくわけです。そして閉館に(笑)。



 さて、ここでちょっと、個人的に思っていることにはなりますが、フリーな時間においての私たちのあり方について、疑問があります。

 それは、観客がシャチの水槽のまわりをずっと走り回ったり、観客がサインを出したり(例えば胸びれを水面に叩く動作のサイン)、あれはいかがなものか、という点です。

その光景が嫌だということで、館から足が遠のいている方がいらっしゃることは事実です。(追記 この記事公開後、私のDMにこうした行動に関する多数の報告がありました。記事を書いたのは私ですが、水族館にも改善してほしい点を伝えるとさらに良いと思います)


 特に、2019年の11月3日の午後2時ごろには、私がガラス面付近でフリータイムの観察中、常連と思われる男性に「お前のとこにシャチが寄ってくるわけねえだろ」とつぶやかれました(大きな出来事なので日付まではっきり覚えています)。 

もともと人見知りということもありますが、私自身は、この出来事もあり、そういった常連と思われる人間とは距離を置いています。このような言動や行動をする人間に、無理に関わってトラブルになるよりは、館の職員に相談するのがベストでしょうね。

 こう言っているからには、私自身はサインを出したり、ガラス面付近でシャチを追いかけたりすることは、していません。写真を撮影する時に心がけているのは、あくまでシャチたちだけの世界を、より自然な姿でカメラに収めることです。なので、私に言わせれば、シャチに顔を覚えてもらう、といったことは、重要じゃないんです。

 私を含めた「観客」が絡んでいない、自然なシャチのフリーな時間を、じーっと観察して、それがものすごく楽しそうだったり、夢中だったら、何枚か撮影させていただいて、「こんな感じで楽しそうに遊んでいましたよ」と、SNSに投稿する。これが、フリータイムのシャチを観察する観客のあるべき姿だ、と私は思っています。



 皆さんも、ぜひフリータイムのシャチたちを観察してみてはいかがでしょうか。シャチたちの間で流行っている遊びを見るのも、とても面白いと思います。

 

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↓マウントレーニアのパッケージに使われていたようです

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