災害時に発生する具体的な二大症状

震災での出来事で起こってしまう障害もあります。知識として活用いただけらばと思います。怖い方は見ないようにお願いします。

心的外傷後ストレス障害（PTSD）

PTSDは通常、災害やトラウマ体験後に発生する精神的な障害の一種。
再体験 (Re-experiencing)
体験のフラッシュバック: トラウマ体験を思い出し、現実世界と過去の出来事が交錯する感覚。トラウマ体験による強い動揺や恐怖の再現。冷汗、不眠などの身体的な症状: 体験を思い出すことにより、身体的な反応が現れる。
回避 (Avoidance)
体験について語ることを避ける: トラウマ体験に関する話題や思い出すことを回避する傾向。
本当に思い出せなくなる: トラウマ体験を意識的に忘れようとすることで、記憶が抑制される。
過覚醒症状 (Hyperarousal)
睡眠障害: 寝つきが悪く、夢遊病や悪夢が起こりやすい。
イライラ、警戒心: 小さな刺激に敏感に反応し、緊張感や不安が強まる。
症状が1か月以上続き、日常生活に支障をきたす場合、PTSDと診断されることがあります。

急性ストレス障害（ADS）

ADSは災害体験の直後に発生する症状であり、症状が1か月以内に自然に消えることが特徴。
感覚感情の麻痺 (Numbing of Emotions)
感情が鈍くなる: トラウマ体験により感情が麻痺し、冷淡な態度が見られる。
現実感の喪失 (Derealization)
現実感がなくなる: 周囲の環境や出来事が非現実的に感じられる。