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土木の仕事座談会 第2弾 若手編~御手洗恭平さんにインタビュー

どのようなお仕事ですか?

アルミニウム素材を基盤とした土木・建築向け製品の「企画、設計、製造、施工、維持管理」まで一貫して行なうメーカーとして、国内外のインフラ整備を中心とした仕事です。その中で、エンジニアリング会社の心臓部となる製品設計や開発を中心に従事しています。

仕事上、譲れない信条はありますか?

アルミニウム素材を基盤とした土木・建築向け製品の「企画、設計、製造、施工、維持管理」まで一貫して行なうメーカーとして、国内外のインフラ整備を中心とした仕事です。その中で、エンジニアリング会社の心臓部となる製品設計や開発を中心に従事しています。

心底楽しいと思ったお仕事はありますか?

自らが営業PRし、自らが設計した製品が、ヒット製品となったことです。信頼を失いかけていた製品が、設計技術を駆使することで効果性をPRでき、多くの物件で採用して頂けたことです。

この仕事でよかったと思った出来事(やりがい)はありますか?

弊社の事業内容として、インフラ整備が主ではありますが、一品一様(オーダーメイド)のが多いため、その土地の風土や条件に調和した構造やデザインの製品が設計できることは非常にやりがいを感じます。

業界内の受発注相手など、どのような印象ですか?

とにかく「クセが強い」という印象ですね。言い方を変えると、こだわりを持ち、独創的な考えを持っている方が多い気がします。全国各地の老若男女問わず接しますが、地域特性も少なからずあって、良い意味で個性豊かなので、お話するのはすごく楽しいです。

業界内で、ここが変!と感じる点はありますか?

弊社は土木と建築のはざまに位置する企業なので、「The土木」の視点ではないですが、「独自なルールが多くて仕事の効率が落ちる」ことですかね。もちろん、仕事を進める上でルールは必要なものですが、独創的なルールも多々あり、疑念を持つこともあります。

入社時と現在の、働き方や仕事内容の違いはありますか?

このコロナ禍で働き方は一変しました。
入社時、弊社はとくに「古い風土」が根付いていたので、時代にタイムリーに対応することに大変疎かった。ただ、「在宅勤務」が主流となった今、全社員に携帯電話、PC支給(今では普通ですかね?)などを即座に対応して頂いた経営陣には感謝しかないです。
ON/OFFのメリハリも付くようになり、仕事の効率も上がりました。

この仕事を選んだきっかけはなんですか?

元々、都市開発系に興味があり、まちづくりに関わる仕事がしたいと思っていました。
アルミニウムでまちを整備する
この文章からは全く想像できないですが、そこが逆に惹かれたポイントでもあり、この仕事を選びました。腐食しない「アルミ」は、半永久的にカタチとして残すことができ、製品メーカーとして、自らが設計した製品が、いつまでも輝いていることは大変誇らしく思います

学生のうちにやっておいてよかったこと、やっておけばよかったことはありますか?

弊社に来たインターンシップ生にもよく言う言葉ですが、
「たくさん遊ぶこと」
これだけは絶対にやってほしいです。社会人になると、時間に制限が多くなります。私は結婚するのも早かったので、特にそう感じます。

目指している将来像はどのようなものですか?

アルミニウムで出来る最大限の可能性を見出し、ワールドワイドで活躍するエンジニア(アルミニスト)になりたいです。IT化が急激に進み、世界との距離が近くなった反面、新型コロナの流行であらゆる活動が抑制されている昨今ですが、暗いムードの中でも着々と技術は進歩していると思います。私としては、まずは英語を勉強することから始めていきたいです。

これからの土木業界(理想像)をどのようにお考えですか?

正直なところ、土木業界の実態があまり掴めてないです。他のゲストの皆さんに教えて頂きたい内容です。

世間からの土木のイメージをどう変えていくべきでしょうか?

建設業の就業人口はピークの1997年度と比較し、2019年度は約3割減となっています。以前は「3K(きつい、汚い、危険)」など言われていましたが、最近は「新3K(給料が良い、休暇が取れる、希望が持てる)」などと、イメージ回復へこの業界も力を入れ始めています。IT、ICT技術の導入などで、業務の短縮化や効率化が必須と思います。

もし生まれ変わったら、どんな仕事をしたいですか?

これがしたい!とまではないですが、「人々に夢を与える仕事」がしたいです。
TDRのキャストを経験したことで、より一層その気持ちが強くなりましたが、自分で計画して、自分で実行することが好きなので、ディズニーランドに勝るテーマパークを造ってみたい、という夢はあります。

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