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「そろそろ、生理について話したい。」vol.2 生理休暇について上司とガチトークしてみた

こんにちは!若手パワーアップ小委員会の濱です。
前回の記事はこちらからどうぞ。

この文章は私個人の意見や知り得た事柄に基づいており、当小委員会や土木学会の見解を代表するものではありません。

生理休暇について

※生理時の体調や気持ちの変化については、次回お伝えする予定です。
私も知らなかったのですが、生理休暇は労働基準法68条に定められており、生理が重くて就業が著しく困難な人に認められる休暇で、就業規則に記載がなくても、どの会社でもどの雇用形態でも利用できるありがたい制度なのだそうです。
ちなみに弊社の就業規則の該当箇所を抜粋すると

次の各号のいずれかに該当する場合は、特別に有給休暇を受けることができる。
          ~中略~ 
⑧ 生理日の就業が著しく困難なとき 1日
なお、1日を超える場合には、必要な日数の休暇を与える。ただし、その日数は無給とする。

要するに、
「生理でめちゃめちゃしんどくて就業できない場合、
 休暇の取得は認めますが、月1日までは有給、それ以上休む場合は無給」
ということです。

生理休暇について上司とガチトークしてみた

話してくれた上司
A部長(直属の上司:50歳代・男)
B部長(隣の課の部長:50歳代・男)
C課長(直属の上司:40歳代・男)

濱   「ところで、生理休暇ってあるじゃないですか。ぶっちゃけ、使ってる人います?」

A部長「俺もそれ不思議に思ってた!うちの課の女性たち誰も使ってないんだけど、お前どうしてんの?」

濱   「大げさに言ったら這いつくばって仕事してますけど…まぁそれは置いといて、あの休暇制度ってすごく使いにくいんですよ」

A部長「だよなー」

濱   「そうなんです。まず、あれって、普通の休暇と同じプロセスで上司の承認が必要ですよね。つまり、A部長に私の生理の周期が知られるのが嫌なんですよ!」

A部長「俺だってお前の周期なんか知りたくないよ!」

濱   「でしょ~」

B部長「え、なんで~?俺全然気にしないよ。娘三人いるし!月一回必ず来るってみんな知ってるしさー、うちの家なんて常に誰かが生理中だよ。」

濱   「いや~…それでも上司には言いにくいですよ…」

B部長「そんなもんかねー」

濱   「じゃあ、恥ずかしいという問題はお互い一旦忘れることとして、生理の日って事前に正確に予測できるものでもないし、体調が悪くなるかどうか、その日にならないと分からないんです。だから生理休暇って、取ろうとすると必ず当日休暇になってしまうと思うんです。でも当日休暇って、社会人としてアレじゃないですか~…」

B部長「そう言われればうちの課の女性たちも取ったことないな…」

濱   「でしょ!社会人としての常識がある人はなかなか取れないんじゃないかな…」

A部長「そういえば、会社辞めたXは3回くらい使ってたな。でも一回取った2週間後くらいにもう一回取ってたこともあったから、さすがに俺も、ほんとか?と思ったけど…」

濱   「ほんとかウソか分かりませんけど、そういう疑われるような使い方をする人がいると、余計、使いにくくなると言うか…しかも、月曜とか金曜に取って連休にする人とかね…」

A部長「まぁあいつの件は特殊事例として…でも生理休暇だけじゃなくて、みんな有給も消化しきれてないじゃない?みんながもっと休みを取るようになったら、生理休暇も取りやすくなるんじゃない?」

濱   「一理ある!」

A部長「だいたいCは働きすぎで全然休まないから若い奴らも休みにくいんだよ。Cはもっと休み取れ。」

C課長「…えぇ、そうですね…いや、休んでますよ。自分、2月に長男の受験があるので、その日は休み取りますし、先日ワクチンの副反応で熱が出たときに休みましたし…」

全員「そういう話じゃねぇ・・・!!」

C課長「いや、でも、休んだときに限って緊急の案件が入ったりするし…」

全員「確かにな!」

濱   「普通の有給は、休む前に業務を調整するじゃないですか。生理休暇の場合も、休暇を取る日をあらかじめ想定しておいて、その日に向けて業務を調整しておけばいいかもしれませんね」

A部長だいたいこの期間で一日休む、みたいにフレキシブルにできたらいいのかもな。でも俺は承認のプロセスは恥ずかしいから、全部人事部にやってほしい!」

生理休暇を取得するかどうか

A部長にとって一番のハードルは、やっぱり何だか恥ずかしい!という、気持ちの問題でしたが、娘さんが3人いらっしゃるB部長にとっては、何でもないことだそうです。
今回、生理のことを上司と話せたことは私にとっても色々なモヤモヤをスッキリさせることができましたし、上司の皆さんも、話せてよかった!と言ってくださいました。話し合わないとお互いに理解し合えないし。
次の生理のときは、業務を調整して休暇を取ってみようかな、と思えました。

同じ女性でも、
 ・ 生理が重くて就業できない
    という人もいれば、
 ・ 休むほどきつくない
    という人もいます。
また、
 ・ 先月は軽かったけど、今月はすごくしんどい
   ということもあり、
   生理だから必ず休暇を取りたいというわけではありません。
ポリシーとして
 ・ 生理くらいで仕事を休めない
    という人や、
 ・ 休みたくない
    という人もいます。
一概に休みを取らなければならない、と押し付けるのではなく、職場の雰囲気や仕事の繁閑、本人の体調や希望を考慮して、本人にも職場にも一番良い方法で働くことができるのが理想なのだと思います。
生理の重い・軽いには個人差があるため、
 ・ 生理休暇を取得しない女性
 ・ 男性
は、生理が重くて就業できない人に対して、
 ・ 自分がこんなにがんばっているのに、彼女は休み過ぎ!
 ・ 男だって体調が悪いときはあるのに、女ばかり休んでズルい!
と、生理休暇の取得に対して否定的な気持ちになることもあると思います。生理休暇を取得する女性は、周りからそのように思われてしまうことを自覚していると思いますが、誰もが納得できる形で休暇を取得できるように普段から段取りを考えておくことや、休暇取得時に負担をかけてしまう同僚への気遣いなどが必要だと感じています。

vol.2 はここまで!次回は「生理のときの体調の変化」について、書く予定です。

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