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🔰季語: 水鳥 (11/11追記あり)(11/13さらに追記)

こんにちは。

🔰水鳥の去りて動かぬ北の沼

(みずどりのさりてうごかぬきたのぬま)

現在住んでいるアメリカ西部の州には今年の夏に引っ越してきたところで、その前は北部の州にいました。北国の冬は長く暗く寒く、真冬は池も沼も凍結しているのをよく見ました。春にカモ達が戻ってきて、ヒナが生まれ、育ち…と、賑やかだった近所の沼も、秋以降はシーンとしていました。

ご意見よろしくお願いいたします!

(写真は、今年の7月初めに自宅近くで撮ったものです。賑やかな頃♪)

〜ここより追記〜

今回もコメントでたくさんの学びがありました。皆さま本当にありがとうございます!

最初に作った上の句は、説明があれば光景が浮かぶけれど、句だけを単体で目にした場合、特に「北」が何を意味するのかが曖昧。北海道なのか東北なのか、地球の北の果てなのか…。想像する場所によって、水鳥は、越冬のために居なくなったのか、単にそう遠くない別の場所に一時的に飛んで行っただけなのか、わからない。

さらに、そもそも「水鳥」という季語は、冬を日本で過ごすためにこの季節に飛んで「くる」鳥のことで、だからこその冬の季語。従って、水鳥が飛んで「いって」しまう側の地で水鳥のことを詠もうとすると、意味合いがずれてくる。

ということで、dekoさんがご提案して下さった以下のような句になりました!

水鳥の去りて水紋鎮まるる


自分の思考回路の中だけでは気づかないことを、いくつも教えていただきました。ありがとうございます。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

〜ここから、11/13 さらに追記〜

なんと!名医のつる先生が、以下のような句に導いて下さいました。先生のnoteをリンクさせていただきます。

水鳥の跡や北部の州が沼

手品のような治療に圧倒されています。本当にありがとうございます!