🔰季語：花八手

①花八手くす玉を折る祖母の声

（はなやつでくすだまをおるそぼのこえ）

②ひととせを円くおさめて花八手

（ひととせをまるくおさめてはなやつで）

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「花八手」、「八手の花」、「天狗の羽団扇」を、今日の季語で初めて知りました。「ヤツデ」は知っていても、花は知らなかった！知らない季語に出会う度、たくさんのことが学べます。

①：夫の祖母は手先がとても器用でした。百歳を越えて天寿を全うする間際まで、折り紙や習字、縫物、書きものなどをしていて、くす玉も本当によく作っていました。今日の紫乃先生の記事のお写真を見て、ぱっと祖母のくす玉が浮かびました。晩年は耳がどんどん遠くなっていき、どんどん大きくなっていった祖母の声が懐かしいです。

②：「八手の花」をネットで調べていたら、「ヤツデは大きな葉で福を招く、疫病や魔物を追い払うと言われている」という一文を見つけました。邪を祓い、丸い花で世を円満に収めて、納めて、治めてほしいという願いをこめました。

いつもありがとうございます。ご意見、ご感想、アドバイスなど、どうぞよろしくお願いします！

（トップの写真は、八手の花に似て．．．いない、うちの可愛い白ハタキ。毎朝フリフリして諸々はらっています。）