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季語: 桑の実、太宰忌、濁り鮒


① 桑の実やカスタネツトに跳ぬる裾


② 太宰忌や西日に眩るる一本道

(だざいきやにしびにくるるいっぽんみち)

③ 水没の田に水ばしら濁り鮒


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① 桑の実の赤々とした汁から、フラメンコの情熱と、ダンサーの衣装の裾の動きを連想しました。

② 「眩る(くる)」は、「心が暗く沈む、目がくらむ、思慮を失う」などという意味です。

③ 洪水の後に田んぼの水が溢れているところに、川を遡上してきた鮒がどんどん入ってきて、次々に産卵している、ということが書かれたブログを読んでの一句です。

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週末に遠出をしていて、天下統一企画以外、noteに触れていませんでした。また明日から、皆さまのところにお邪魔いたします!
トップの写真は、帰路の車窓から見えた川です。

今日もここまでお読み下さり本当にありがとうございます。ご意見やご感想など、どうぞよろしくお願いします!