浴槽の中の情緒日記。

自分のための情緒記録。

最近言葉が浮かび上がらない。正確にはTwitterやnoteにわかりやすく書けるような言葉が浮かばない。湯船の中の泡みたいな言葉が生まれては消え、交わっては一体化して、離れては宙に浮く。

言語化が得意なくせに自分の感情を出すのは未だに下手なのが私。こないだ私を抱き寄せた母が「もっと笑っていいし、もっと泣いていいよ」と言った。私は笑っているつもりで、泣く理由はないはずなんだけど、その言葉を聞くと自然と涙が溢れていた。「まだ泣けてよかったわ」という母の前で、そのまま3時間泣いた。

人との摩擦がしんどくて、気付いたら愛想笑いしなくてもいい大切な人たちだけが残った。身軽で心地良い。と思った矢先、その大切な人たちにも別の仲間と忙しない日常があって、私は孤独に殺されそうになるときがある。自分と2人きりになることが落ち着かなかった。誰かにいてほしい。矛盾に頭が追いつかなくてベッドに沈み込む。布は冷たかった。

世の中に発信したくて調べたはずのものは、知れば知るほど言葉で語り尽くせなくなる。喉がつまる。知れば知るほど答えから遠のいてる気がして、数年前の自分が恋しくなるときがある。もっと単純で明快でアクセルしかしらない自分に戻りたいと思うときがある。人生のすごろくってどこ行ったら売ってるんだろう。

マイノリティを叫んでいたらマイノリティを武器にした嫌な人間になっていたりして、そう思えば自分がマジョリティとしてマイノリティを攻撃しているかもしれない側面にいたりする。マイノリティとかマジョリティとか言ってる時点で、色んな思想や差別や規範や定義が絡みあってるからすべてを理解できない。私はすべてを理解できないと認めて、誰かを傷つける可能性があることを自認して生きている。

愛なのか執着なのか、自由なのか孤独なのか、試練なのか危機なのか、個性なのか障害なのか、はたまた生きているのか死んでいないのか。なんか色々脳みそマジカルパーティって感じな毎日。なにそれ。

私は、「考えすぎだよ」「深いね」とよく言われる。その言葉が心地悪い。それは「君とは対話できない」のお手上げサインだと受け取るからだ。

確かに私は考えすぎるし理屈めいている節がある。でもこの脳みそから湧き出てくるんだからしょうがなくないですか??とも思う。むしろ止めれそうならお金払いますが出来ます???とすら思う。うそ、これも私のアイデンティティだからとめてほしくはない。死ぬほど生きづらいけど。

最近カウンセリングを再開したことは良い選択だった。余談だけど、人は1日に6000回も選択をしながら生きているらしい。なにかを解決したいというよりかは、私の人生と思考にパートナーがほしかった。心理的な側面で。

カウンセリングを使う時点で、私は「生きていかなきゃいけない」ことを分かっているんだろうと思う。口ではもう終わらせたいだの、もう無理だの言っているけれど、それが叶う日が来ないことも分かっている。と同時に分からせるためにカウンセリングを受けている節もある。私はそれでも明日を生きていかなきゃいけない。

たまに「わかさんはカウンセリングやる側だけど受けることもあるんですね!」と言われることがある。全然ある。めっちゃある。「美容師さんも美容室行くことあるんですか?」と同じ質問だと思う。美容師さんも髪切るじゃん、それと一緒。厳密には、心理カウンセリングとピアカウンセリングは目的も立場も全然異なるけど、それは別の機会にでも。

はたまたこれも余談だけど、私のおふたりトークが1時間4,000円なのは「学生さんでも美容室に行く感覚で通えるように」っていう思惑があったりする。それくらい、人に心の話をすることがラフなことであってほしいと思っている。今これを読んでくれてるあなたにとっても、私にとっても。

という話は置いといて、こないだカウンセラーに「あなたは傲慢だね」と言われた。ぐうの音も出なかった。人からの褒め言葉や感謝が素直に入ってこない人はほぼ例外なく傲慢と言っていいと思う。私は傲慢であることで自分を保ったり、自分の自信のなさを誤魔化す時がある。速攻バレた。

そんなこんなでつれづれなるままにこれを書いている。今日の夕飯はばあちゃん家の近くで捕れた塩サバだった。ここ数日の楽しみだった。なんかさ、小さな楽しみを胸元にいくつも置いておける人って素敵だと思う。私はそういう人になりたい。でっけぇこと抱えて、人生終わらせてぇ〜とか本当は言いたくない。庭の花が咲いたとか、駅前においしいパン屋ができたとか、そういう幸せを感じられる人間でいたいんだよ。

塩サバの次の楽しみは何だろう。そろそろ会いたい人に会って、夜中のブランコ漕ぎながら永久にくっちゃべって時を忘れたい。

そんな私の考えすぎ情緒日記。


みんなは生きてる?

💜💙

竹口和香(たけぐちわか)

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