なぜ女たちはマンコが臭いことに気付けないのか
全てのマンコが、とは勿論言わない。
上位30%のマンコはほぼ無臭であり、60%のマンコも多少の匂いがあるものの許容可能である。しかし残り10%のマンコには、これは暴行罪を適用できるのではないか?と思わされるような暴力的な悪臭を放つマンコが一定数混ざっている。
始末に負えないのはパンツを脱がすまで相手の正体がわからないことだ。スカートを脱がし、パンツを脱がし、マンコと顔の距離が50cm程度まで近づいたタイミングで男たちはようやく事態に気付く。悲劇が起きたことを。宝箱を開けたと思ったらミミックだったことを。しかしもうパンツは脱がしており、大抵ここまで来たらもう後には引けない。
ミジンコレベルの脳しか持たない、想像力というものを有さない人間はこう言うだろう。「そんなに臭いなら舐めなきゃいいじゃん」と。机上の空論とは正にこのことである。
女たちのパンツを脱がすため、男たちはとっくに自らの逃げ道を塞いでしまっている。それまでさんざん相手の容姿やら何やらを褒め、愛の言葉を囁き、好意を示しに示してようやくパンツを脱がせたのである。ここまで来て「いやマンコ臭いから帰るわ」とはとても口に出せない。少なくとも人間として最低限の礼儀作法や同情心を有していたらとてもできないだろう。
であるがゆえに男たちは、ミミックと心中することになる。事前のトークでクンニについて語ってたりするとさらに悲惨だ。舐めるのである。それを。悪臭を超えて異臭を放つそれに、舌を這わせ唇を添わせ、心で泣き魂で慟哭し、なんとか唾液量を増やして中和しようと梅干しやレモンのことを考えながら、ひたすら舐めるのである。そうした悲劇の果てになんとか正常位で合体すると「なんか口臭くない?」と言われたりする。殺すぞクソアマと殺意を抱いた経験があるのは筆者だけではあるまい。
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口臭や脇臭や汗臭については極めて鋭敏な感覚を持つ日本人が、ことマン臭に関しては一切リテラシーというものを有さないことが不思議で仕方がない。コンビニに行けばブレスケアや制汗スプレーがごく当たり前のようにレジ前に陳列されているこの国で、なぜか膣ケア用品は薬局の片隅で埃をかぶっている。膣ケア商品なるものが存在することすら知らない女性も多いのではないか。
セペやインクリアなどの膣洗浄グッズの認知度はおどろくほど低い。そもそも膣洗浄の必要性や、正しい膣ケアの方法についての知識も広がっていない。男性の陰茎については包茎手術が一大市場になるほど陰茎ケアの意識が高まっているのに、膣ケアについてはほとんど何の規範も示されていないのだ。この「性器の二重規範」とも言うべきマンコリテラシーの低さは、確実に日本国の合計特殊出生率にも悪影響を及ぼしている。大っぴらに語られないだけで、マン臭が理由で破綻したカップルは何万・何十万と存在するはずである。
なぜ女たちは自らのマン臭に気付けないのか。
理由は明確で、はっきり言ってしまえば
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