女は生まれながらの差別主義者である
おそらく、これ以上ないほど「女性の本音」が表れている作品を見つけたので共有したい。我らが女衒漫画家の星、ダイアナ氏の1ページ漫画である。
本作の世界観は極めて独特である。
「第三者を介したオナニー」のための道具として、言い換えれば女性キャストをオナホ替わりに消費している側が良客として賞賛され、女性キャストに恋愛感情を抱き対等な人間として扱ってる側が痛客として批判される。
いわば「風俗嬢は性処理用の道具なので人間扱いなんてもってのほか!」というヘヴィな女性蔑視が開陳されているわけだが、なんとも驚くことに本作は女性読者からの広範な支持を得ているらしい。「性的モノ化を許すな!」というここ10年ほどのフェミニストの主張を聞いてきた身としては、どうも狐につままれたような気持ちになってくる。
まぁ、そこまでならまだ良いのだ。「しょせん売女なんてオナホなんだから使い捨てでいいだろギャハハ!」的な心性が思った以上に世に蔓延していると思えば不整合はない。しかし筆者が驚愕したのは、多くの女性が「性処理道具として扱うこと」を「道徳的なふるまい」として賞賛しているという事実である。
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