「男性の甲斐性」と「女性の社会進出」は両立できない
先日、2022年度の「ジェンダーギャップ指数」が発表された。
日本の順位は116位。つい30年前に100万人が虐殺されたルワンダ(6位)や、妻へのDVが文化として定着しているバングラデシュ(71位)、女子の児童婚が深刻化するエチオピア(74位)、女性の健康寿命が40歳代のレソト(87位)などの後塵を拝することとなった。女性がキラキラと活躍できる社会を築くため、日本はこれらの国に学ぶ必要があるのかもしれない。
なぜ日本のジェンダーギャップ指数はこれら開発途上国よりも低く出てしまうのだろう。その答えが政治・経済分野における女性の非進出である。
上グラフにあるように、「健康」「教育」の分野において日本はほぼ完璧な男女平等を実現させている。特に「教育」分野では同率世界1位を達成しているほどだ。
にも関わらず、政治・経済分野における女性の社会進出は遅々として進んでいない。恵まれた環境が社会進出に結びついていないのだ。日本女性の現状をひと言で表せば「高学歴ニート」という言葉が最も適切だろう。
なぜ、日本の女性は社会進出を成し遂げることができないのだろう。日本女性だけがなにか特殊な障壁に阻まれているのだろうか。
勿論そうではない。「日本女性の高学歴ニート化」の背景には極めて明白な原因がある。
それは日本男性の甲斐性である。
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