「性欲をなくす薬」でペドフィリアは救われるのか
先日、とある小児性愛者の方から切実なお便りを頂いた。
「もし性欲をなくす薬が発明されても自分の苦しみはなくならないだろう」
そう綴る彼の手紙は、何かと悪魔化されがちな「性欲」という欲望の根源的な部分を突いているように感じられた。
少々長いが、以下に引用しよう。
この投稿は「性欲とは何か?」「なぜ性関係からの疎外は人間を害するのか?」という命題について、重要な核心を見事に突いている。
昨今は「男性のつらさは実存の問題」「非モテ男性は男同士で集まってバーベキューでもしてろ」「女にケア役割を求めるな。男の問題は男が解決しろ」などの言説が主要メディアにおいては支配的だが、性関係からの疎外とは実存の問題でもなければバーベキューで解決できるものでもない。
本稿では上掲のマシュマロを契機に、「性関係からの疎外とは何か」について綴っていこうとと思う。
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