見出し画像

ネットでイキる人間マジで大したことないという話

まぁなんというか、ある意味で当たり前の話ではあるのだが、最近つくづく思うのは「ネットでイキる人間マジで大したことないな」というものだ。

今年の1月にEU機関職員ボンドさんというインターネット経歴詐称マンについて調べたことがある。彼は

・日本出身。親族には華族の名家。
・ドイツ・ハイデルベルク大学医学部卒
・イギリス・オックスフォード大学で修士獲得
・シンガポール国立大学中退
・ベイン・アンド・カンパニーに勤務(HSBCの前)
・HSBCシンガポールに勤務(22歳)
・HSBCロンドンで勤務(23歳)
・25歳頃、フランス人女性と結婚し離婚
・現在はEU機関職員として勤務
・年休200日over
・年収手取りで約1700万円
・11ヶ国語を操り、そのうち5ヶ国語はネイティブレベル
・スイス、フランスの二重国籍
・会計士資格を保有
・32歳男性

という煌びやかな設定でTwitterで活動していたのだが、今年1月の頭に経歴の矛盾についての「炎上」を起こしてからめっきり勢いを落としてしまった。(詳しい経緯については以下の記事を参照して欲しい)。

EU機関職員ボンドさんの一件はあまりに鮮烈でわかりやすいが、結局のところTwitterで(匿名で)イキっている垢というのは彼と大同小異であるように思う。なんというか、「本物」があまりに少ないのだ。

ボンドさんの一件以降、それまで興味が無くスルーしていた主にビジネス系の「俺SUGEEEE」系のアカウントをいくつかリストに入れて眺めてみた(苦痛の大きな作業だった)。

ここから先は

1,980字
週に1-2回程度更新。主な執筆ジャンルはジェンダー、メンタルヘルス、異常者の生態、婚活、恋愛、オタクなど。

狂人note

¥1,000 / 月

月額購読マガジンです。コラムや評論が週1-2本更新されます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?