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Year2021 -C-

ワイン。そして飲食店を経営する。どちらも興味があったことだが「客」としての立ち位置しか経験はない。前出のワインバーとの交渉は、初めてのことばかりで戸惑いながらでも進んでいく様にワクワクした。当初の買収予定金額が大幅に下がっていることをオーナーから聞かされた。俄然現実味を帯びた。ただ交渉期間が二週間しかなかったのだ。金額もそうだが、オーナーがタイミングを優先したいとのこと。

チーム(勝手にチーム員とならされた人、ごめんなさい)で何度か打ち合わせした。金額はなんとかなる。懸念点は

1. 買収できたとしても私がまだ海外にいる。誰が店を回すのか。

2. そもそも店を見てもいない。オンライン上のやりとりだけでリアルな店舗を買い上げできるのか。

他にもあるが、大きくはこの二つ。1. はお願いできそうな友人がいたので楽観的に考えてまあなんとかなるかと。しかし、この店の立地や譲渡される設備は確認する必要があるかと。2. コロナ禍でなければ日本にサッと飛び、自ら確認したいが今はそうもいかない。飲食店経営の友人を頼ることにした。   

結果、買収を見送った。もしワインバーをやりたいなら、もう少し良い条件でできるはずだ。これが視察してくれた友人のアドバイスだった。最終的には自分で決断した。すぐにお断りの連絡をした。丁重にお断りしたこともあるが、理解したとのお返事をすぐにもらえ少しだけホッとした。分からないことだらけで色々質問したが、可能な限りお答えいただけ感謝している。

今回は成立しなかったが、このことで自分で、自分たちで何かやりたいという気概が高まった。

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