わかおの日記324
昨日か一昨日からか、メガネを失くしてしまって、そうするとコンタクトをしない限りは裸眼で過ごさないといけなくなり、それは流石にしんどいので、とうの昔に壊れて蔓が片方だけになったものを無理やり使っている。どうしているのかというと、蔓がない方にテープを貼り付け、自分の顔に直接固定することで安定させているのだ。
一応勉強して、そこそこの大学に入ったつもりだったのに、自分はどうしてこうなっちゃったのだろう。顔に青いテープを貼り付けたまま考えたが、結局自分はどこに行ってもこうだったろうなということしか思わなかった。
高橋源一郎『さよならクリストファー・ロビン』を読んだ。この人の書くものの、受け止め方というか楽しみ方というのが大体分かり、満足した。1日のうちにしたことといえばそれくらいで、流石にそれではまずいと思って、夕飯の支度をした。
天ぷらを揚げて、素麺を茹でた。熱した油に衣をつけた野菜を入れると、最初はパチパチとした音が弾けるのだが、しばらくして水分が抜けると、シュワシュワとした音になって、そこがジャストタイミングらしい。
もちろんこちらはパンツ一丁で調理をしているため、油が体に飛ぶと「アッッ」という声が漏れるし、不器用なためパンツに白い衣がついて、カピカピになる。
母親はそれを見て笑っていた。笑っていてくれる母親でよかったと思う。
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