わかおの日記205

母親に叩き起こされて、家族でドッグランに行った。だいぶ前の日記に書いた、ビッグマムと、ギャル、更にその彼氏のセイヤくんもいた。前から「セイヤくんも来るって」と聞かされていて、少し緊張していた。なんといったって、あのギャルの彼氏である。どう形容していいかわからないが、湘南乃風みたいな人だったらどうしようと思っていた。いつぞやの「棒アイスおフェラ事件」が頭をよぎる……

だが会ってみると、いかつい見た目とは裏腹にセイヤくんはとてもいい人で、完全に文化の違うぼくのようなウジウジ系男子にも距離を詰めて話しかけてくれた。1日でそれなりに仲良くなって、ふざけた写真を撮るなどした。ぼくも大学にはいってから、成長したと思う。ギャルの彼氏とこんな写真を撮るなど、高校までのぼくなら考えられない快挙である。

快挙①

快挙②

相変わらずビッグマムはコロコロとしていて、帰りにラーメンをおごってくれた。ありがたい人たちである。こういうことがなければ、ずっと私立育ちの自分は限定されたコミュニティの中での人間関係しか経験することなく大人になっていたと思う。着地点を見失った。感謝感謝。