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わかおの日記311

昼から田村くんとラジオ録った。「昼だからテンションを上げられない」と田村くんは言っていたが、田村くんのテンションが高かったことなどないような気もする。酔っ払っているときのそれは不自然だし、テンションを上げることは我々にとってこんなにも難しい。

昼過ぎに田町でやることがなくなって、田村くんはレポートを頑張らなくてはいけないので、ひとりで麻布十番にある暗闇坂まで歩いてみた。kurayamisaka というバンドや、細野晴臣の『暗闇坂むささび変化』に名前を使われているからには、なにか芸術的なインスピレーションをもたらす坂なのだろうと、前々から期待していたのだ。

くそあちーなか30分くらい歩いて、麻布十番のハイソな雰囲気に気圧されながら辿り着いた暗闇坂は、なんてことないただの坂だった。見どころはオーストリアの大使館があるくらいで、本当にそれだけの坂だった。 

この坂からも、何かしら感じ取れるようになってからがアーティストということなのだろうか。無理がある気がする。

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