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夢が叶った先に見えるもの。人生を漫画で棒に振った私のハナシ。

漫画家のあんじゅ先生です。
著書は電子・紙合わせて4万部を突破。
Amazonではずっと税金部門1位のベストセラー漫画家です。

まぁ3年前はただの大学職員。
脱サラした後は秋葉原のコスプレカフェ店員やったり
水着の撮影会をして日銭を稼ぐ売れない漫画家だったのですが、ラッキーなことにこのヒット作で漫画で食えるようになりました。#フリーランス税本

これもみんな読んでくれる人のおかげなんです。
ありがたいです。


今日は昼寝をしてしまい、
寝れないので文章を描きます。




漫画家というものは、
なんともまぁ不思議な生き物でして、

1分で読み終わるような漫画を
3時間くらい(それ以上もそれ以下もあるけど)描いているような人たちです。

効率性を重んじる人なら「こんなアホなことはやらん」とか
趣味で始めた人なら「こんなちまちましたこと出来ない」とか
途中で思ってしまうでしょう。


いやね、私もそう思って描いているんですが、
漫画以外のことをしているとどうも罪悪感がありましてならないのです。

だって漫画が一番面白いんだもん。



私は、今年31才になったのですが、
周りの友人は結婚し、バリバリと仕事をし、子どもを産んだり……と様々です。離婚もちらほらいます。

私の頭の中はまだ中学生で、
先生や親に隠れてはノートの後ろから漫画を描き始めている感覚で生きてます。


こうすると面白い
ああすると読者が驚く


漫画を描き、漫画にうなされ、漫画を読み、漫画を学んでいる。


去年は漫画を描きすぎて円形脱毛症になってしまいましたが、心配ご無用。
右の頭から、ビョーンと新しい元気な毛が生えています。


こんな私でも、
脱サラ前の大学職員時代では絶対結婚する!と念じていました。

「お金持ちと結婚して、いつか絵を趣味でいいから小さく始めよう。」

諦めきれない夢が、
いびつな形で大人になり、人のカネを利用するよう考えるようになりました。


まぁ前も書いたのでこの話は省略。
結局自分で頑張る形となり今に至るのですが・・・


人生においての「幸せ」を漫画に注ぎすぎて、
それ以外のことを考えることがかなりおっくうになってしまいました。


みんなが楽しそうに飲み会や、旅行やスノボや花見やなんやらかんやら。



それよりも
自分が狙った通り笑った読者の反応の方が100倍嬉しくて、
たまらないのです。



時には漫画は、文字や動画表現を越えていきます。

思いも伝えられるし、
物語も作れる。


こんなに楽しいのに、
漫画家になる人が少ないんです。


理由は簡単です。
時間がかかるクセに、お金ももらえないのが普通の世界だからです。

しかも、はじめれば楽しすぎて、人生を漫画に注いでしまうからです。


一般的な幸せ街道を歩めない条件を引き換えに、
漫画家は一箇所でも多く読者に「面白い」と思ってもらえる漫画を描き続けます。


私はほぼ人と遊びません。
それが友人でも彼氏でも好きな人でも誰とでも。


そういうことに理解ある人だけ、自分がいいと思う人だけ連絡をとりあっています。
アシスタントもリモートワークです。
書類関係を手伝ってくれる奴隷のはかせという男性も5年前から知り合いで、「手伝いたい」という手紙を2〜3通もらい承諾しました。

気軽に人との時間を作れません。
そういう人間なんです。


私において人生はエンタメです。
自分のものではなく、相手に見せるもの。

漫画と同様「面白い」と思ってもらわなきゃ意味がないんです。


ああ、大学職員時代結婚しなくてよかった。
他人に頼ってばかりで、
面白く無くなってしまっていたかもしれない。


こんな主人公の漫画が読みたい…と感じる「主人公」を
皆さんもぜひ人生で演じてみてほしいです。



昔の恋愛を振り返ったnote⬇︎


漫画家サロンやってますので、
漫画描く人も、かかない人もカモーン達夫


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