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無責任な政治家たちとマスメディアの対応の鈍さ

首相をはじめ「回答を控える」「その指摘はあたっていない」という、なんとも無責任な発言をすることが目立っている。それに対して「説明責任を果たしていない」ことを追求しているのを見かけることは少ない。このようなことが多く見られるようになったのは、旧民主党による政権交代を経て、一度下野した自民党が与党に復帰したあたりからだろうか。

そもそも、首相をはじめとして閣僚や与党の幹部といった人たちは、国民から信託を受けて政治を行っているわけで、国民からの疑念に対しては十分な説明を尽くす義務があるはずである。そしてマスメディアは政治に携わる人たちの説明が不十分で有る場合は、国民が納得する説明をするまで食い下がるべきだが、現在のメディアにその様な姿勢は感じられなくなっている。政府・与党側が自分たちに都合の悪い情報を出したがらない、というのも当然のことで、そうであるからこそ独自の取材力を駆使して与党を追い詰めるべきでは無いのか。

このままでは、与党の思うままにやり放題で、国民による国政への監視機能が働かなくなってしまうことが危惧される。

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