人生で一番苦しかった9歳の頃も、私はちゃんと、幸せだった

はじめまして、わかなです。

私は9歳の頃、みんなよりちょっと早く思春期がきたような感じで、人と関わるのに過度に緊張したり、恐怖心を覚えるようになったりしました。

9歳になるまでは、特に母親に大切に育てられ、いつもべったり。私には姉がいますが、ひと回り離れているので、ひとりっ子のように、私だけに向けて、愛情を注がれていました。
母親が大好きだから、公園で近所の友達が遊んでいて、「公園行ってみる?」と聞かれても、「いかない」と行って家で二人で遊び続ける。友達が解散したあとに、こっそり母親と公園に行って、砂場でのんびり遊ぶ。そんな調子で過ごしていました。

だからこそ、小学校という場所は、「子どもがいっぱいいる部屋にぽん、と置かれる」ところ。まったく居心地のよさは感じられなかったのです。

だって、周りの子どもは私に愛情を注いでくれるわけでもないし、自分から話しかけることもしないと関心をもってくれないし、なんでこんな場所に毎日行かなきゃいけないの?お母さんと一緒にいたい。

毎晩学校に行きたくないと思い続け、でも朝はやってくるから頑張って行くけど、やっぱりなんだか馴染めないし、とにかく周りの子どもが怖い。何もしなくても愛される家の中とは違って、何かをしないと愛されない。

だから、どんどん人と関わることが怖くなって、話しかけることはできないし、話しかけられても心臓がギュッとなって、必死に笑顔を作るだけで精一杯。仲のいい友達はいたけれど、日によってはその子にも緊張していました。

身近なコミュニケーションはもちろん、みんなの前で発表する時なんて、頭の中は真っ白で、頭や顔に血が上って、自分でも何を言っているのか分からない。今までの人生でも一番苦しかったと思えるくらいの時間でした。

地球に生まれてたった9年の、小さな私は、地獄のような日々を送っていた。…

大人になった私の記憶の限りでは、そうとしか思えていませんでした。
しかし、私の恩師であるdanaさんの「自分と繋がる瞑想法」のセッションを受けて、当時の自分に会いに行った時に、衝撃を受けたのです。

▽自分と繋がる瞑想法とは
基本的にはセラピストの誘導のもと、目の前に現在や過去、未来の自分自身をイメージし、様々な自分と出会ったり、対話をとおして気づきを得られる、ライフスタイル型瞑想です。

自分と繋がって、当時の自分をイメージすると、そこには、とても幸せそうで、元気そうで、笑顔を浮かべる私の姿がありました。

…なんでだろう?当時はとにかく辛かったはずなのに。私は聞きました。「どうして幸せそうなの?」

すると、9歳の私は言います。"だって幸せなんだもん"。そしてなんと、友達が大好きなんだ、というのも感覚で伝わってくるのです。

当時、周りの友達のことが、怖いと感じたときも確かにあったかもしれない。でも、それと同じくらい、友達のことが好きだった。ちゃんと、周りの友達からの愛を感じていたんです。それを初めて知りました。

大人になった私が、"とにかく辛かった"とだけ、色付けしていたあの日々は、本当は幸せも感じられていた。私自身から、それを教えてもらいました。


もしかしたら今、過去に苦しかった時期を抱えている方や、今一番辛いんじゃないかという渦中にいる方も居るかもしれません。

今は気づけないかもしれないし、気づけなくても大丈夫ですが、どんな状態のあなたでも、ちゃんと幸せを感じていると思うのです。自覚していなくても、です。

それは朝日を浴びたときかもしれないし、おいしいご飯を食べたとき、誰かと会話を交わしたとき、植物や動物に触れたときかもしれない。数え切れないほどの瞬間があって、内側の奥深くに居るあなたは、その一つひとつに幸せを感じています。

これを読んでくれているあなたが、それに気づいているか、気づいていないか。それだけなのです。

どんなあなたでも、幸せを感じる心はすでに在るから、大丈夫。安心して、あなたのままで存在していてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?