お盆中は講演論文を書いて過ごしてました「論文紹介」

こんにちは、論文修正中に書いております23歳大学院生のわかなみです。本ページを開いていただきありがとうございます、最後まで見ていただけるとうれしいです。

※今回書いている論文内容の概要を説明します。

タイトルの通り、noteを綴っているウィンドウの隣には指導教員のコメント入りのwordファイルが開きっぱなしになっています。内容は2016年熊本地震で被災したライフラインのお話です。皆さんは熊本地震は覚えていますでしょうか?震度7を観測した地震が短時間に2回連続して発生した珍しい地震で、単一の地震の影響のみで被災評価を行うことが難しい地震でもあります。2度目の震度7の地震によって被害を受けたのか、それとも1度目の地震で?1度目の時点でひびなどが入っていて、それが広がったの?など考察の余地が広すぎるため、地震の被害シミュレーションなども行っていますが、結果の整合性といった点で難航しています。この熊本地震では西原村小森の観測地点において加速度8m/s²クラスの強烈な強震動が観測されており、液状化現象や地表が上下左右に裂けているような地表断層変位も多くの地点で観測されています。これらの現象が作用した領域の地理データを使って、ライフラインに地震動、液状化、地表断層変位のいずれかもしくは全ての現象が作用したかを特定し、「どこのライフラインが、どれくらいの地震動強さ・液状化のひどさ・変位量で、どの程度被災するか」を簡単に計算できるモデルを構築します。地理データとしてはGoogleEarthのようなアプリケーションで扱えるようなもので、自治体様から頂いたデータや衛星からの空中写真を使っています。将来的にはこのような簡易的なモデルとリアルタイムの計測データを使って、地震発生直後にライフラインの被害を推定しようとしています。目標としては、地方自治体や行政機関などが実務的に使えるくらいのレベルまでモデルの精度を上げていきたいです。という感じの論文になり、海外のジャーナルに査読で通ればいいな。

まだ修正が終わっておらず、土日を休むためにも今日中に終わらせてしまいたいと思います。ちなみに、発表は9月中旬を予定して、2年前に学部4年で参加したときは大阪に出張で来て楽しかった思い出がありますが、今回は残念ながらリモート発表です。学会出張楽しかったな~。長々とお付き合いくださいありがとうございます、次の投稿も読んでいただけると嬉しいです。また、書きます。

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