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え、ビザ切れるんだけど。。。

今年の年明け、カリフォルニアで大学生をしながら、マーチングのクラブチームに属している息子から連絡が。1月中旬に一時帰国する件で問題があると。

『ビザの有効期限切れても入国できるん?なんか2日くらい足りんかも。』

聞いてみるとアメリカ入国する際にVISAが6ヶ月以上残っていないとダメだんだけど、何と2日ほど足りてないと。『アメリカやし適当に入れるんちゃう?2日だけだし。』という楽観的な息子に対し、それはないやろと反論。その瞬間から、以前娘が一時帰国した際に行った流れを思い出した。あの時は1ヶ月ほど一時帰国していたのでまだ余裕があった。

その1:日本帰国日から一番近いビザ面接の日程を予約
その2:残高照明の発行依頼(銀行へ)
その3:ビザ面接
その4:1週間後にパスポートとビザ受け取り
その5:帰国

そうだ!まずはビザ面接の日程を確保しなければ!!!

この中でも面倒なのはまずはビザ面接の日程予約。一時帰国が1ヶ月とかあれば、いくつか選択肢があるものの、今回息子は9日間のみの滞在!既に面接日に空きがない。。。でももう航空券は買ってしまった。。。 
そして更に面倒なのが、銀行への残高照明依頼。メガバンクの場合、だいたい1週間かかる。ビザ申請・更新に最も大切だとされている残高照明は、金額が多ければ多いほど安心。(キャッシュがあることで保証されている感じ)なので自分達の貯金、祖父母の貯金の全てを取り寄せることをやってきた。もう一つの問題点は、残高証明は本人が申し込む必要がある。これは相続にも利用されるからなのかもしれないけれど、他人が取れない場合はとても面倒。日中仕事がある場合は、かなり取得が厳しい。

最悪なことに、今回息子のビザ問題に気が付いたのが日本帰国の1週間前。しかも年始ということで銀行も空いていない。どう考えても間に合わんやん!まずはビザ有効期限ってほんまに6ヶ月なん?ということで分かってはいたものの、米国大使館オフィシャルサイトを確認してみた。すると

2022年12月27日より2023年12月31日までの期間、日本国籍の方で、F、Mまたは一部のJビザ(中高生、大学生、教授、研究者、短期滞在学者、専門家に限る)を初めて申請または更新する場合、以下の条件を満たしていれば、面接を受けずに郵送でビザを申請することができます。

日本国籍を有する
日本に滞在している
F、Mまたは一部のJビザ(中高生、大学生、教授、研究者、短期滞在学者、専門家に限る)を申請する
日本、米国、またはその他の国で逮捕されたことがない
次のいずれかの条件を満たしている:
過去にESTA(電子渡航認証システム)を利用してビザ免除プログラムで渡米したことがあり、ESTA申請が却下されたことがない。
ビザの種類に関わらず、14歳以降に米国ビザを発行されたことがある。

https://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typefandm.asp

当てはまるやん!なんと、面接なしの郵送のみでビザ更新出来る!!!!

なんとなんと!ということは、たった9日の滞在でも、到着後すぐに大阪の大使館へ書類とパスポートを送ればいけるかも?ただ5営業日かかるということで、間に合うかどうか賭けでしかない。

ただしまだ問題はある。息子は1月10日(火曜日)の早朝に羽田に到着。そこから東京で一泊することになっていた。大阪に戻る11日(水曜日)に郵便を出したら到着は早くて12日(木曜日)。12日に速攻対応してくれたとしても、そこから5営業日だと19日の帰国に間に合わない!(18日までにはパスポートを手にしていないと厳しいので)さてどうする?!?!

まずは早速息子にオンラインで申請を行なうよう指示。最近パスポートを更新したので、正しいサイズの写真は既にある。それ以外の書類は電子で取り寄せられるけれど、やっぱりネックだったのは銀行の残高照明。案の定メガバンクでは1週間かかると言われ、義母にお願いしていた地銀でも1週間後に届くと。それでは困るということで銀行にお願いして、翌日に出してもらえることになった。ドル建てだと時間がかかるので円建てで英語表記でお願いした。

無事に翌日残高証明を3時ごろ受け取って、東京の空港近くのコンビニで受取出来るよう、郵便局で登録。この時点で息子到着の3日前。これまた大変なのが、受け取る本人がコードをもらって、受取コンビニを選択して初めて送ることが可能になる。しかもその登録を連絡から30分以内にしないといけないということで、慌て息子に電話して(時差の関係が心配だったけれど、まだカリフォルニアは夜でつながった)選択してもらう。郵便局が閉まる5時まで時間があったものの、繋がらなかったら1日ロスするところだった。

こうして息子が10日早朝浜松町のコンビニで残高証明を受取り、全ての書類と過去のパスポート、今使っているパスポート、それから私宛にシェアされている、父の証券会社から送られてきた残高証書がたまたまあったので、こちらも入れてレターパックで大阪にある米国領事館へ郵送。(カウントされるか分からないけれど、金額が多ければ多いほどいいかなということで同封。)

書類不備があったりすると、連絡が来たり、面接の必要性があれば緊急面接があるとのことで。ドキドキしながら待っていた。最悪帰りの飛行機をずらして、息子は練習や学校を休む必要があった。それよりも何よりも、ビザが降りなかったら最悪。大学も卒業できないし、家はそのまま、マーチングもできない。

"Your passport has been mailed out. Check your email for details."

なんと11日(水曜日)に到着したであろう書類に対して、14日(土曜日)の夕方4時に、パスポートが発送されたというテキスト連絡が入った!素晴らしい!!

効果があったのか分からないけれど、息子には書類の一番前にポストイットで『緊急!学校があるので19日に帰国するため、18日までにはパスポートを受け取りたい』と付け加えさせた。

という訳で、皆さんにはお勧め出来ることではありませんが、面接に行かずともVISA申請や更新が出来るのはありがたい。そして最短3日でVISA更新出来たのは本当に奇跡なのかもしれない。

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