非常事態は突然に。
「よそ見して歩いてたらガードレールに強打した」
というLINEが、突然夫からきた。
どうにか歩いて自宅に帰ってきた夫は、
股関節あたりを強打したらしく、
骨が折れてるんじゃないか、と思うくらい痛い。
レントゲン写真だけは撮っておいた方が良いかも。
痛み止めも欲しい。
という。
それを聞いて、
半分は「かわいそうに」
半分は「稼働できる大人が1人減った!困る!」
という気持ち。
息子が帰宅して宿題をやっていて、
娘のお迎え時間が迫っている。
このタイミングで私は夫のためには動けない。
爆速で夕飯の支度をして息子の宿題チェックしてお迎えに行かねばならない。
頭が高速回転する。
とりいそぎ私は子どもたちのケアにまわらねば。
夫は救急か?
いやまだこの時間なら近隣の整形外科が空いてるか?
夫が救急に電話すると、
検査技師もいないし専門の医者もいないから、
来てもあまり意味がないかも、と言われる。
これは近隣で探すしかない。
夫は近隣の医者を探し、
私は近くに住む義父母に即連絡。
車を出してもらうようにお願いする。
近隣の整形外科が一件見つかり、
夫は義父の車で急ぐ。
私はそれを横目に夕飯を支度して、
娘のお迎え時間ギリギリに保育園に滑り込む。
その後、
「パパ大丈夫かなあ」と3人でご飯を食べていたら、
夫は無事帰ってきて、
骨に異常は無かったらしい。
痛みもだいぶひいてきて、
痛み止めの飲み薬と塗り薬でしのげそう、と。
ほっと胸を撫で下ろしたが、
冷や汗をかいた数時間だった。
大事に至らなくて良かったけれど、
こうして私か夫が突然怪我をしたり病気をしたりすると、
一気に家庭運営の歯車が回らなくなる。
仕事で夫がいないワンオペ
と、
ケアすべき状態の大人が1人寝てる状態のワンオペ
は、ちょっと違う。
1人で3人を面倒見なきゃならん。
明日は仕事もある。
保育園の送迎はどうする。
習い事の送迎はどうする。
私の勤務時間変更しなきゃか?
義父母召喚が必要か?
ファミリーサポートか?
と、一つずれると、あらゆるスケジュールを調整しなければならない。
普段の日々の生活が、
大人2人が健康に生きている前提で回っているのだなあと痛感する。
そして近くに動ける義父母がいることのありがたさも痛感。
非常事態は突然に。
今日もよくがんばりました。
それにしても。
よそ見してガードレールに激突、することある…?
よそ見しないでほしい。
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