所有すること：牡牛サインの話

靴が大好きな牡牛座の友人がいる。

「靴も、仕事で使う大事な道具なんだ」
と言うその友人は、
めちゃくちゃ靴について詳しい。

そして、
自分の美意識に合う厳選した靴を、
多種多様持っているのだが、
きちんとそれぞれの靴に合った手入れをして、
風を通したり磨いたりしながら、
全ての靴を大切に使い続けている。

靴以外にも収集癖があるその友人は、
フィギュアや鞄やバーベキューグッズなど、
いろいろなものを集めているけれど、
どれもこれもちゃんと手入れして、
長年使い続け、
使えないものは飾っては眺めているのだという。

手入れする時間自体も、
喜びであるらしい。

牡牛サインに象徴される「所有」は、
単に物を「持っている」のではなく、
こういう
「手入れする時間、眺める時間すら愛する」という意味合いがあるのではと感じる。

管理が面倒だから物を減らしたい、
という私と牡牛座の友人とでは、
「所有」の意味が違う。

大事に物を長く愛して使い続ける牡牛サイン、
格好良くて憧れる。