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12星座で人間は区分けできない。

だいぶ昔だが、
「星座好きなの!」
という知人がいた。

確かに12星座について詳しくて、
友人知人や有名人の星座をよくしっていた。

が、その知人はしばしば、
星座で人をカテゴリ分けしてラベリングし過ぎていて、
人間関係をややこしくするきらいがあった。

「あの人は牡羊座だから、私とは相性が良いはずなの!
だって、○○さんも△△さんも牡羊座でしょ?
みんな私と合うじゃない?」

「牡牛座って良い人よ〜。
ゆったりのんびりしていて、穏やかよ〜。」

こんな調子なので、
『ああ私はあなたと合うタイプの“牡羊座”じゃなかったみたいですね。
申し訳ないですが』
と皮肉られたりしていた。

人間を12星座で区分けはできないし、
それはとてもとても危険だ。

「男だから地図が読めるはず」
「女だから料理できるはず」
という決めつけがおかしいのと同じ。

地図が読めるかどうかは男女で決まらないし、
料理ができるかどうかも男女で決まらないのと同様に、
「相性が合う」かどうかも、
「良い人」かどうかも、
星座では決まらない。
太陽星座だけで決まらないし、
ホロスコープ全てを見たとしても決まらない。
最後は現実の人間同士の問題だから。

その人個人がどうであるかの前に、
属性で判断してはいけないのは、
12星座も同じこと。

男だっていろんな人がいるし、
女だっていろんな人がいるし、
牡羊座だって
牡牛座だって
いろんな人がいる。

めちゃくちゃ当たり前のことだけれど、
ついつい「○○座ってこんな人!」
にわかりやすく当てはめてしまいがち。

「12星座占い」は、
ある程度エンタメとして楽しみながらも、
現実での人間関係を構築するときには、
目の前の人に「○○座」のラベルを貼らずに対峙したい。

できれば、
「この人とうまく付き合っていきたい。
もしも○○座的な〜〜の傾向がある可能性があるのなら、
こう対処してみようか」

といったふうに、
前向きに人間関係を構築する時の、
あくまでも客観視しながら傾向と対策を検討するためのヒント、
として使うのがベストかなと思う。

よりお相手のことを詳しく知りたいのであれば、
プロの占い師に見ていただくのが良いとは思うが、
そうだとしても盲信してはいけない。
あくまでもプロによるひとつの提案として受け取るべきだ。

占星術愛好家だからこそ、
いつも星座や占いの使い方については気をつけていたい。

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